一年を通して食卓にはよくキャベツが登場しますよね。

きゃべつはサラダや和え物にして生で食べても、蒸し料理に使ってもまたはお子様に人気の焼きそばやお好み焼きなどいろいろ使える定番の野菜なので常に冷蔵庫にある家庭も多いでしょう。

しかしスーパーで安売りをして買ったけど、生で食べられるのってどのくらいの期間なのか気になりますよね。

また買ったきゃべつにぬめりが出ている、葉をむいていったら黒いぬめりがある、放置してたら黒くなった、とぬめりが出ると腐ってるのか大丈夫なのか心配です。

そこで今回はキャベツはいつまで生で食べられるのか、ぬめりの原因や長持ちする保存方法などをご紹介したいと思います。

キャベツの日持ちは?生で食べるならいつまで?形状別の日持ち期間

どうもラヴィです!

野菜は収穫されてからも呼吸していますよね。それはキャベツでも同様。

そのため何もしないでそのまま置いておくと糖分が吸収されてしまい、鮮度が落ちてしまうのです。

フレッシュな風味を保つためには、出来るだけその野菜が育った環境に近い状態で保存するのが良いと言われています。

ですので、 より「鮮度が高い状態で保存が出来る」のは 一玉まるまるで買ってくるキャベツが一番長持ち保存できます。

次にキャベツはいつまで生で食べられるのでしょうか?

これはキャベツのサイズや、カットしている状態なのかで変わってきます。

まるまる1玉なら「約1ヶ月ぐらいもつ」と言われていて、半分もしくは1/4サイズであれば「1週間ぐらい」それよりも小さいサイズや千切りなどカットされたキャベツになってくると「2・3日」と言うのが生食可能な日数の目安です。

また触った感触として「みずみずしい」「シャキッ」とした感じがあればそのままでも食べられる事が出来ます。

反対に「しんなりした葉っぱ」になっていれば、生で食べるのは出来るだけ避けた方がベターです。

 また1玉サイズのキャベツなら、外側の葉っぱだけが水分が失っていることも多いのでそういった場合は中の部分を、生で食べると良いでしょう。

ちなみに外葉は一番の栄養があるところなので、捨てずに加熱をして美味しく頂いて下さいね。

きゃべつを買う時の選ぶポイント

新鮮なきゃべつを選べば、そのぶん生食できる日数も延びますよね。

まず1番のポイント 「葉っぱの色合いが鮮やかな緑でハリがあること」です。

またキャベツの収穫時期は2期あるのでそれぞれの用途に合わせて調理するのもおススメです。

【冬キャベツ】

葉っぱがしっかり巻いた状態。
ずっしりと重さがあるものを選ぶ。煮たり炒めたりする調理向き。

【春キャベツ】

冬きゃべつに比べとても軽い。
葉っぱがフワっと巻いてある状態で一枚一枚が柔らかく甘みも多めなので、サラダやさっと火を通す調理向き。

一年を通して見るキャベツですが、冬と春では選び方も調理方法も違うなんて…
なかなか面白い野菜ですよね!

きゃべつを洗う時ってどうやって洗えばいいのか迷うことありません?

詳しくはこちら⇒【キャベツの洗い方】どこまで洗う?丸ごとや千切りの場合の洗い方

キャベツの葉がぬめぬめする!黒いぬめりは腐っている?

朝市で新鮮なきゃべつを買ってきたのに、葉をむいてみたらみたら表面がぬめぬめするということがありました!

これはどうしてだろう?と次回に生産者さんに聞いてみると...

なんと原因は「なめくじ!!」の可能性が高いそう。

収穫前にナメクジがきゃべつを這ったのではないか…という見解。

洗えば問題ないですが気持ち悪いですよねと、そのときキャベツ1個をサービスしてくれました(人”▽`)ありがとう☆

また透明ではなく、黒いぬめりが出ていることがありませんか?

これには2つの理由が考えられます。

1つは、収穫してから鮮度が落ちきゃべつが腐り、黒くぬめりになってしまった。

これはカビなどの雑菌が繁殖して腐っている可能性も出てきます。

その部分を取り除くのはもちろんですが、周りの葉にもカビや菌が付着していることも考えられるので、しっかりと水洗いをして十分に火を通すような調理方法で食べてください。

え?でも買った分なのに…と言う場合は、「軟腐病」の可能性があります。

軟腐病は、栽培時に大雨や強風によって土壌の病原細菌が果実に移ってしまうことが原因で起こるたくさんの野菜に浸食する病気です。

きゃべつの見た目には普通でも、切ってみたら中が黒くなっていたり黒いぬめりが出ているため生産者側でも分かりづらかったりするんですよね。

他にもキャベツを切った部分が茶色や黒く変色することがあります。

これは空気に触れて酸化した状態です。

詳しくはこちら⇒キャベツやレタスの切り口や中心が変色!防止方法は?食べられる?

特に害があることはありませんが、気になるときはきゃべつが変色した部分をそぎ落としたりする方が心配なく食べられますね。

キャベツが長持ちする状態別の保存方法

キャベツの保存用法は切り方により色々な方法があります。

1玉そのままの状態なら、外葉をラップがわりにくるんでおけば乾燥が防げられてベストです。

寒い時期ならその上に新聞紙で包めば常温でも保存は出来ますが、それ以外の季節は冷蔵庫の野菜室に入れておくのがベターです。

またちょっとした工夫として、中の芯をくり抜きその中へ水気を含ませたキッチンペーパーなどをいれるとキャベツが痛みにくくなるのでおススメです。

約一か月ぐらいの保存が可能になります。

茹でたキャベツは容器に入れラップをして、冷蔵庫で長くて3日間持ちます。

また加熱したキャベツであれば冷凍後も食感が変わらず美味しく食べられますよ!

【おススメ】塩もみ千切りきゃべつの冷凍保存と方法

千切りキャベツを塩もみして冷凍すると、グッと長持ちするうえに使いたい分だけ調理が出来るので非常におすすめで便利な方法です。

冷凍方法も簡単♪

ざるに入れた千切りキャベツに塩を適量ふりかけ水分を出します。

1/3ぐらいの量にきゃべつのカサがしんなりとしてきたら、流水で塩を綺麗に洗い流し良くしぼります。

さらにキッチンペーパーでよく水分をとりましょう。

冷凍用の保存袋に入れ、出来る限り空気を抜くように厚くなり過ぎないよう平らに整えます。

アルミトレイで冷凍すると時間も早く冷凍され、平らのままなので冷凍庫内での収納も便利ですよ。トレイがなければアルミホイルでもOKです♪

解凍方法は自然解凍で和え物やサラダに、冷凍状態のまま加熱調理もできます。

時間がない場合は袋ごと流水で解凍すると時短になります。

シャキシャキした食感というよりも、しんなりと食べやすい歯ごたえになるので、うちではキャベツとベーコンのサラダにしたり、メンチカツのカロリーオフ用にこのキャベツを入れています。

すると、ちょうど良い歯ごたえも味わえますよ☆

みじん切りの保存も同様に、塩もみをしてから冷凍保存が可能です。

方法は同じです。手作り餃子の時短にもなりますね。

どうしてキャベツの冷凍保存に塩もみをお勧めしているのかというと、冷凍すると水分が凍り繊維質の食感も変わります。

解凍後にも美味しく調理するためにも、先にきゃべつの水分を除いておく、もしくは加熱しておくとキャベツでも冷凍して長期保存が可能です!

きゃべつは外まで美味しく食べて!栄養も豊富です。

詳しくはこちら⇒キャベツの芯や外側の葉は栄養が高い!美味しく変身する方法

まとめ

生キャベツの日持ちは

  • 『キャベツまるまる1玉』なら、冷蔵保存で長くて一か月。
  • 『カット野菜で半分、もしくは1/4サイズ』であれば冷蔵庫で1週間ぐらい。
  • 『4/1以下の大きさや千切りやイチョウ切り」の場合は、冷蔵庫で2~3日。早めに使い切ること。

きゃべつの冷凍保存の仕方については、

切ったキャベツを塩もみ→しんなりしてきたらざるに入れて流水で洗い流し、よく水切り→保存袋に平らにした状態でしっかり空気を抜いてから冷凍庫へ。

解凍は自然解凍がベストで、急ぎの時は流水で袋ごと解凍し、袋から出したキャベツは水気をしぼってから使うようにしましょう。

キャベツの栄養はビタミンCを多く含み、胃や十二指腸かいようを防ぐ働きがあるビタミンU(別名でキャベジンと呼ばれています)も含まれています。

この栄養素は水に溶けやすく熱にも弱い性質ですので、長時間流水につけてたり加熱するのは避けて下さいね。

きゃべつを購入したら「もっと美味しく!」「栄養も取れて」「無駄なく使いきれてお財布にも優しい♪」そんな良い事づくめの食卓になる事を、心から願っています。

キャベジンについて詳しくはこちら⇒キャベツのキャベジンは加熱はしたらダメ?胃もたれを改善する理由