どうもラヴィです!
生姜というと薬味に欠かせない食材ですよね。
ピリッとした辛味が、料理を引き締めてくれます。
生姜は古くから世界のあちこちで
薬代わりに用いられていた食材。
日本でも中国から伝来し、
奈良時代には栽培がされていたそう。
そんな生姜の効能はとてもスゴイのです!
よく冷え性に良いと聞きますよね。
それだけでなく、いろいろな効能があります。
今回は
生姜の効能、1日の摂取量、
逆に食べ過ぎるといけない理由などご紹介します!
生姜は温めるだけじゃない、スゴイ効能!
スーパーでも手軽に購入でき、
麺類の薬味や煮物、炒め物
何でも生姜って合いますよね。
インドでは紀元前から薬として保存食に用いられ、
中国でも食用、漢方薬に使用され
ヨーロッパでも生薬として利用されていました。
生姜といえば辛味がありますよね。
この辛味成分には主に3つに分かれています。
ジンゲロール・ショウガオール・ジンゲロンです。
この3つ成分がそれぞれ役割が違い
各々の効能がスゴイのです☆
ジンゲロール
ジンゲロールはファイトケミカルの一種で
生の生姜の辛さの元となる成分。
ピリッとした辛さを感じます。
ファイトケミカルとは、植物が外敵から
身を守るために作り出す物質です。
例えばこんなものも。
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血行不良の改善
ジンゲロールには血管を拡張させる作用があり
体の末端にまで熱が行き渡るように改善します。
そのため血行不良による
「肩こり」「頭痛」
といった不調の改善の期待できます。
吐き気の緩和
吐き気にも効果が高く、
生姜の搾り汁は、乗り物酔いやつわりに良いとも言われます。
老化防止・免疫作用向上
抗酸化作用も高いため老化防止に効果的!
免疫力を高める作用も強く、さらに殺菌作用により
胃腸の調子を整え、風邪や食欲不振にも効果があります。
お寿司にガリを添えるのも
生ものによる消化不良、
食中毒を防ぐためなんですよ☆
もし風邪の引き始めに発熱を伴う場合は
生の生姜のすりおろしを入れた「生姜湯」が
発汗作用を促進し、熱を下げる効果がありますよ♪
アンチエイジングに効果的な調味料といえばコレ
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ショウガオール
ショウガオールは乾燥・加熱によって
ジンゲロールの一部が熱をつくり出す
働きをもつ成分に変化したもの。
ジンゲロールがピリッと即効性の辛さなら
ショウガオールは後からジワッと感じる
遅延性の辛さの成分の元となります。
ショウガオールは加熱によって
ジンゲロールが変化するので、
生の生姜には含まれていません。
ショウガオールにも
「抗菌作用」「抗酸化作用」「冷え性の改善」
といった効果が期待できます。
しかし加熱されることで生まれる成分のため
ジンゲロールとは少し違った効能がありますよ。
①血を巡らせ体を温める
ショウガオールには血液凝固を抑制し
血液を体の隅々まで行き渡らせる働きがあり
体の内側から熱を生成してくれます。
ジンゲロールと違い、体の心から温め
じわじわとゆっくり冷えを解消してくれます。
冷え性にもダイエットにも!
ジンジャーペーストで効率良く
ショウガオールを摂る方法はこちら
⇒燃焼体質に!ジンジャーペーストで簡単摂取☆
②がん細胞の増殖・変異の抑制
ジンゲロールにも
”強い殺菌”・”抗酸化作用”がありますが、
ショウガオールのほうが抗がん作用が強い
という報告があります。
強力な抗酸化力でがん細胞の増殖抑え
活性酸素による細胞の突然変異を防ぎ、
がん細胞に変わる事を抑える働きがあります。
③痛みを抑え、血行不良の改善
痛みの原因にはプロスタグランジンという
物質が生成されますが、
ショウガオールはこのプロスタグランジンの
働きを弱める作用が働きます。
例えば「生理痛」や「頭痛」という痛みに
効果がみられます。
さらにプロスタグランジンのバランスによって
血管を収縮をしてしまうので
血行不良になりやすくなるのですが
しょうがによって血液の循環が改善し
血行不良、冷えといった複合的に働きかけます。
④ダイエット・美肌効果
抗酸化作用の強いショウガオールですので
美容面にも効果が高いです。
新陳代謝が促進され、血行の改善も見込まれるため
肌のシワやシミはもちろんのこと
腸内で吸収される脂肪を抑えるとされているため
ダイエット効果も高いです。
ジンゲロン
ジンゲロンも加熱や乾燥により
ジンゲロールが変化した成分。
ジンゲロンにも血行を促進し
体を温めて冷えを改善する働きがあります。
体が温まると代謝も高まるため
脂肪を燃焼しやすい体にしていくことが望めます。
また腸のぜん動運動の活性化にも通じるため
便通をよくする効果が期待できます。
生活習慣病の予防にも働きかけられますよ♪
ジンゲロールをより摂取でき
血行不良による肩こりや頭痛の改善、
発熱の際の解熱効果、
吐き気の改善
等、より有効に効果を期待できます。
ショウガオール・ジンゲロンをより摂取しやすいです。
がん予防、美容効果も高いです。
冷え性の改善を望むなら、
必ず生姜を加熱したものを摂ってくださいね。
しょうがの1日の摂取目安は?
これだけの効能が望めるのなら
生姜をどんどん食事に取り入れたいですよね。
でも生姜は辛味もあり、苦手な人もいるのでは?
健康維持のために摂りたい
生姜の1日の目安量は
”1日10g”
大人の親指の第1関節ぐらいの大きさですね。
すりおろした場合は大さじ1杯弱を目安にしてくださいね。
もし乾燥の生姜パウダーなら1g(約小さじ1/2)です。
生姜パウダーの1gは生の10gに換算できます。
紅しょうがの食べすぎもダメですよ!
⇒紅ショウガの栄養や効能は?牛丼と一緒に食べすぎると塩分過剰になる?
しかしこの目安量はあくまで目安。
食事で摂取する場合は特に制限はありません。
じゃあ、どれだけ摂取してもいいか?
というと、そういう訳でもありません。
生姜を過剰摂取するとこのような影響があるので
注意が必要です。
生姜を食べ過ぎてはいけない理由
生姜はとても健康にも美容にも良いので
毎日摂取したい食品^^
だからといって食べ過ぎてしまえば
体に悪影響を与える可能性もあります。
①【腹痛や下痢】胃腸の弱い人
食べ過ぎで消化器官に影響が出ます。
胃腸の弱い人や、
潰瘍や炎症を起こした事がある方は
腹痛・下痢・胸焼け、ガスが溜まる
といった症状を起こすことがあるので気をつけてくださいね。
②【皮膚の炎症】乾燥肌の人
熱を生み、発散作用のある生姜、
乾燥肌や肌に炎症のある人はご注意ください。
肌の炎症の悪化につながることもあります。
③【流産】妊娠中の人
つわりの吐き気にも効果のある生姜ですが
摂取し過ぎると流産の危険性も。
妊娠中は好きだから、
と食べ過ぎには気をつけてくださいね。
④【血液が止まらない】薬を使用している方
止血作用の働きを弱めることもあります。
血栓症など血液を固まりにくくする薬を
服用している方は十分ご注意ください。
こんな食品の過剰摂取は?
→→→海苔の食べ過ぎで下痢や嘔吐に!?子供が摂り過ぎる時の注意点
まとめ
生姜は体を温めるだけでなく
- 血行促進
- がん予防
- 美肌・美容効果
- アンチエイジング効果
- ダイエット効果
とさまざまな効能が期待できます。
生の生姜では冷えの解消にはならないので
ご注意くださいね。
しかし健康効果の高い生姜ですが
過剰摂取は悪影響がある可能性もあります。
- 腹痛
- 下痢
- 流産
- 止血作用を弱める
ということも起こりえるので気をつけましょう!
1日の摂取目安は
- 10g(だいたい親指の第1関節部分までの大きさ)
- すりおろしで大さじ1弱
- 生姜パウダーで1g(小さじ1/2)
です。
好きだから、健康に良いからと
食べ過ぎるのはよくありませんからね。
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年ともに体調不良を感じるので簡単に手に入るショウガに期待したのですが、血栓不良を起こすようで、プラスマイナスどちらにするか悩ましい限り。