どうもラヴィです。
キャベツは通年手に入りやすく、
安価な野菜で人気ですよね。
生でも炒めても、茹でても
いろいろな料理にも使えます。
あんまり安価だとついつい買い過ぎて
毎日キャベツを食べる・・・
なんてことありませんか?
でもキャベツを食べ過ぎると
「下痢」「腹痛」といった
病気になる原因になってしまうことや
キャベツダイエットのつもりが
逆に太ってしまうことも!
今回はキャベツの食べ過ぎると
どんな悪影響があるのかご紹介します。
キャベツの栄養は?抗がん作用もある!
春には柔らかな春キャベツ、
冬には張りのある冬キャベツ、
1年を通して美味しく食べられる野菜ですよね。
キャベツはフウチョウソウ目アブラナ科。
見た目によく似ているレタスとは
実は種類は全然違います。
ちなみにレタスはキク目キク科、
詳しい見分け方はこちら。
→キャベツとレタスの見分け方!見た目や栄養価に違いは?
気になるキャベツの栄養価は
- ビタミンC
- ビタミンU
- ビタミンK
- ビタミンB1
- ビタミンB6
- 葉酸
- カリウム
- カルシウム
- 食物繊維 etc
と、ビタミン・ミネラルを豊富に含んでいます。
特にビタミンUは別名「キャベジン」と呼ばれ
胃腸の調子を整えるのに大切な栄養素。
みなさんも胃腸薬の名前で聞いたことはありませんか?
実はキャベツから発見された由来があります。
→キャベツのキャベジンは加熱はしたらダメ?胃もたれを改善する理由
また豊富なビタミンCは
強力な抗酸化作用を持つので
免疫力を高め、体の老化を防いでくれます。
がんや動脈硬化といった
生活習慣病の予防にもなるのです。
がん予防にキャベツが注目されるのは
ビタミンCとキャベツに含まれる
イソチオシアネートという辛み成分の作用。
イソチオシアネートには
発ガン物質の抑制する作用や
ガン細胞の増殖を抑える作用があると
現在最もがん予防効果が期待される
食品成分なんです。
ビタミンCはそれだけでなく
女性にうれしいお肌への効果もありますよ。
メラニン色素の抑制を期待できるため
シミやそばかすといった
お肌のトラブルに予防改善されます。
またコラーゲン生成にも
欠かせない栄養素であるため
肌の張りや潤いを取り戻し
美肌作りには欠かせない栄養素です。
とくにビタミンCは緑の濃い部分や
芯に多く含まれまれるため
もし捨てていたのでしたら勿体無い!!
今日から残さず使い切りましょう♪
→キャベツの芯や外側の葉は栄養が高い!美味しく変身する方法
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キャベツの食べ過ぎで病気になる?
食卓に欠かすことのできない野菜の
キャベツですが、栄養効果を意識し過ぎ
そればかり食べ過ぎては逆効果!
キャベツの食べ過ぎは悪影響もあります。
①便秘
キャベツは野菜だから食べれば
食べるほど便秘に効きそう!
と、思えちゃいますよね。
でも実はキャベツの食べ過ぎは
「便秘」の原因にもなるのです。
この便秘の原因は食物繊維。
あれ?
食物繊維こそ便秘解消にいいのじゃないの、
と思いがちなもの。
実は食物繊維の摂り方が間違っています。
キャベツには不溶性食物繊維が豊富です。
不溶性食物繊維は腸内で水分を吸収し、
便のカサを増やし腸壁を刺激します。
刺激された腸は、
ぜん動運動(腸を動かし便を移動させる)が
活発になるため排便がスムーズになります。
しかし不溶性食物繊維ばかり摂ると
カサが増えすぎて腸内を詰まらせてしまい
さらに便の水分まで吸収してしまうので
便が硬くなりお腹は張り、詰まり感を生みます。
もちろんぜん動運動の活動も弱まってしまい
便秘になってしまうわけです。
お腹が張ったり、詰まった感が
便秘とともに腹痛にもなってしまいます。
食物繊維は水溶性食物繊維と
不溶性食物繊維をバランスよく
摂ることが大切ですよ。
②下痢
キャベツの食べ過ぎは下痢にもなります。
便秘と下痢では正反対ですよね。
でも便秘と下痢は紙一重というもの、
どちらも腸の調子によって変わるからです。
下痢の原因となるのは
キャベツの食物繊維と水分。
90%以上は水分のキャベツ、
食べ過ぎてしまうと
過剰な水分と食物繊維で
腸が活発になり過ぎたり
きちんと腸で便の水分吸収が出来ず
下痢となってしまいます。
下痢も腹痛を伴いやすいので
胃腸の弱い人は気をつけたいですね。
③おならが出る
キャベツは「おなら」を生む原因にもなります!
前述したガンにとっても効果のある
「イソチオシアネート」
実は硫黄化合物でもあるのです。
硫黄化合物の臭いというと
玉ねぎのような、卵が腐ったような
などキツイ臭いで表現されるアレです。
腸内でアンモニアを発生させて
おならが出やすく、臭いのキツいものが出ます。
今日は決めるぞ!という日、
キャベツは控えましょう♪
④甲状腺の病気
甲状腺に病気を持っている人は
キャベツを食べる際には注意してください!
甲状腺ホルモンを体内で作るためには
海草に多く含まれる「ヨード」という
ミネラル成分が必要です。
しかしキャベツのみならずアブラナ科の
野菜には「ゴイトロゲン」という成分を含み、
ゴイトロゲンはヨードの吸収を妨げます。
体内でヨード不足となると
甲状腺を刺激し、無理やりに
甲状腺ホルモンを分泌させます。
この悪循環が続くと腫れとなり
甲状腺の病気を引き起こす原因となるのです。
健康な人なら少々の食べ過ぎたぐらいでも
そこまで重大な問題にはなりにくいのですが、
甲状腺に病気を持っている人は
薬を効きにくくしたり、弊害があるので
必ず主治医に確認しましょう。
健康な人でもあまりに過剰摂取すると
甲状腺に影響を与えるので注意してくださいね。
ブロッコリーもアブラナ科です。
→ブロッコリーが変色して茶色に!これは食べられる?黄色・紫色の場合
キャベツの食べ過ぎは逆に太る?
「キャベツを食べ過ぎると太る」
「キャベツダイエットしたら太った」
そんな噂を聞いたら本当のところを知りたいですよね。
キャベツのカロリーは100gでおよそ23kcal。
少ないですよね。
でも太ったという人の原因はこれ。
- キャベツにたっぷりのドレッシングと食べた
- キャベツで便秘になった
- キャベツダイエットしてても間食が多すぎた
- キャベツダイエット後にリバウンドした
①のドレッシングは種類によっては
とても高カロリーのドレッシングもあり
簡単に摂取カロリーがオーバーしてしまいます。
②は上記で説明したとおり
キャベツで便秘になってしまうことも。
便秘で〇kg溜まってる人もいるのですよ。
③・④は過信やストレスの反動に
負けてしまったという人も多いです。
カロリーだけ減らしても
ダイエットは継続できません。
キャベツダイエットで成功している人は
キャベツだけでなく他の栄養素も
バランスよく摂りながら
摂取カロリーを抑えています。
無理な単体ダイエットはダイエットどころか
健康も害してしまうので注意してくださいね。
まとめ
キャベツは栄養も豊富で美味しい野菜。
カロリーも低いので上手に食べれば
ダイエットにも健康にも欠かせない野菜ですよ。
しかし食べ過ぎると
「おなら」が出やすくなるのには驚きです!
焼き肉屋の「ちぎりキャベツ」を
ついつい食べ過ぎてしまいますが
これからは気をつけねば!
キャベツの切り口の変色・・・
これって食べてもいいのかな?
→キャベツやレタスの切り口や中心が変色!防止方法は?食べられる?