色々な具材が楽しめる「おでん」ですが、家で作るあれも、これも!と具材を入れていきませんか?

すると鍋に大量のおでんが完成して1回で食べきれないなんてことに。

 

食べきれずに鍋にそのまま残してしまう・・・

そんなことありませんか?

でも実はおでんって腐りやすいのです!

 

せっかく翌日の夕飯に、と思っていたのに食べてみたら酸っぱかった!なんて嫌ですよね。

今回はおでんの日持ちや保存期間について、また長持ちする保存方法のコツや腐った時の見分け方などをご紹介します。

また余らせないおせちのアレンジ方法もご一緒にどうぞ!

おでんの日持ちは?どのくらいで腐る?保存期間について

どうもラヴィです!

寒い日にアツアツのおでんを食卓で囲めるのって幸せですよねー^^

 

私も多めに作って翌日にも食べるのが好きなのですが、おでんの日持ちってどのくらいなのか?気になりますよね。

おでんの日持ちは?保存期間は何日ぐらい?

おでんの保存期間は保存方法によって少しかわってきます。

それぞれを詳しく見ていきましょう!

①常温保存

おでんを作ったまま常温で保存する場合は【数時間~1日】程度しかもちません。

 

おでんは、色々な具材が入っているので栄養がたっぷりである反面、その中で潜んでいた細菌が温度と湿度によって繁殖しやすくなり、その結果腐って食べられなくなってしまうので気を付けてください。

そのため常温保存はおすすめできません!

 

特に夏場の30℃近くまで気温が上昇するような日は、食べきってしまうのが無難です。

冬場でも部屋が常に暖かいようなときは、常温保存はやめた方がいいです。

 

どうしても、という場合には必ず加熱し殺菌して早く食べきりましょう。

②冷蔵保存

食べ物の保存は5~10℃以下で保存するのが、細菌の繁殖予防にもなり日持ちしやすいです。

真冬でも室内で5度以下をキープするのは難しいと思うので、やはり冷蔵庫での保存がベストとなりますね。

 

食べ終わったおでんは、しっかりと熱を冷ましてから冷蔵保存ができます。

冷蔵での保存期間の目安は【3~4日】です。

 

このときに練り物は、汁と別にして冷蔵保存しておくことをおすすめします。

 

魚介の旨味たっぷりの練り物は、長く煮込んだり汁に浸かっていると、具がふやけ過ぎたり旨味が逃げてしまいますよ。

(練り物だけ分けるのも面倒、という人は大体でいいので具材と汁を別々の容器で保存しましょう。分けることで、冷めやすくもなりますからね^^)

 

 

③冷凍保存

おでんには、いろいろな具材そのため冷凍保存できる具材とできない具材があります。

 

冷凍できる主な具材は

  • さつまあげちくわなど練り物製品
  • つみれつくねなど団子製品
  • がんもどき厚揚げなど豆腐加工品
  • 牛すじ手羽先など肉類

 

反対に冷凍できない主な具材は

  • ゆでたまご
  • だいこんやじゃがいもなど野菜類
  • こんにゃく

これらの食材は、解凍後の食感や味が大きく損なわれるので冷凍には向きません。

 

冷凍できるおでんの具材の保存期間は、およそ【3~4週間】ほどです。

冷凍するときは、汁と具は分けて冷凍しましょう。冷凍中や解凍中に具材がふやけ過ぎませんよ。

 

解凍するときは、冷蔵庫に移し自然解凍するか、電子レンジまたは鍋で汁を解凍しその中に具を入れて温めましょうね。

 

おでんのはんぺんを入れるタイミングって難しいですよね。

おでんの具材を入れる順番についてはこちらに。

⇒⇒おでんのはんぺんを入れるタイミングはいつ?具材を入れる順番

おでんを腐らせないポイント

おでんに限りませんが、食品が腐敗するには「保存温度」がとても重要です。

 

細菌や雑菌は、10度から40度の間で増殖すると言われていますが、特に35度くらいが一番危険!

しかしこの温度帯にならないよう、気をつければ腐りにくくなるということ。

 

まず保存前にきっちりと火を入れます。

フツフツと鍋淵の汁が沸いてくる程度ではなく、具材をグツグツとしっかり煮立たせます。

 

そして短時間で冷まします。

冷ましている間にも雑菌は増えていくからです。

 

冷ますときは、シンクに水をはり鍋ごと冷やすと早く冷めますよ。

あ、蓋はとってくださいね。

熱がこもってしまうので。

 

または、汁と具材に分けても早く冷めやすいですよ。

 

私は、素早く冷やすために扇風機を使っています。

これは、おでんに限った話ではありませんが、煮物など作ってから、なかなか冷めないものに対して扇風機は「神」的存在ですよ!

 

冷えたら冷蔵庫で保存しましょう。

 

しっかり熱し(殺菌)、すばやく冷やし(菌の増殖を防ぐ)、冷蔵保存(菌を繁殖させない)が大切です!

 

おでんの味がなんか薄い…

美味しくないときの原因や対処法はこちら→→おでんの味が薄い!なぜ?原因と対処法、おいしいおでんの作り方

おでんが腐ったときの見分け方!見た目やにおい・味は?

おでんが腐ると、見た目・におい・味に変化があります。

 

まずニオイについて。

おでんの入っている鍋のフタを開けた時に変な臭い・酸っぱいニオイがしたら、それは腐っていると思って問題ないと思います。

まず異臭があったら食べないのは鉄則です!

 

また冷たい状態では臭いが気にならなくても、温めたら気になる臭いがしてくることもあります、それもアウトです。

 

さらに見た目。

もし具材が納豆のような糸をひくようになっている場合、腐っている可能性が高いです。

しかし糸をひいても、昆布が具に入っているようなとき腐っていなくても糸をひきます。

腐っているとは言い切れないので、臭いと合わせて判断しましょう。

 

そして表面または、具材に白い膜のようなアクのような物がまとわりつくことがあります。これは腐敗しているのと、食べても人体に害のない産膜酵母の可能性があります。

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おでんに白い膜!?これって腐ってる?

おでんを作って、翌日に食べようとしたら白い膜が浮いていた、という経験はありませんか?

白い膜みたいなもの、これは牛すじやウインナーなどの肉の油脂が固まったものか、産膜酵母の可能性が考えられます。

 

産膜酵母とは、糖分が分解されてアルコールができる頃にできやすい酵母です。

酵母とは、目には見えませんが、味噌や醤油など発酵食品を作る時に必要な微生物です。

ぬか床でも産膜酵母ができます。

 

白いカビと言ってしまうと、かなり印象が悪くなりますし、これは腐っているのではなく発酵していることが目に見えてわかるわけです。

 

もちろん産膜酵母は、人体に害があるものではありません。

でも、そのまま常温保存すると腐敗する可能性が高いので要注意です!

 

腐っているかどうかは、見た目以上に臭いでの判断が大事なポイントです。

元々の魚介の美味しそうな匂いやだしの香りではなく臭いとは不快な悪臭がしたらダメ!

 

具体的には酸っぱい臭いがしたり、ツーンと鼻につくような痛くなるような臭いがします。

怪しいと思ったら食べるのは止めましょう!お腹を壊したり下痢になったり、食中毒を起こしてしまいます。

 

じゃがいもが柔らかい!これは腐っているの?詳しくはこちら

>>じゃがいもが柔らかくなったら腐っている?食べられない?判断の仕方

おでんのアレンジレシピ10選!腐る前に食べ切ろう!!

たくさん作ったおでんを翌日にそのまま加熱しなおして食べるのも美味しいのですが、たまには違ったアレンジレシピにするのも良いですよ♪

 

おすすめのおでんリメイクレシピをご紹介します^^

①炊き込みごはん

おでんの具材と汁に分けます。

具材は1㎝ぐらいのさいの目に切ります。

お米を洗い、残っただしを使ってご飯を炊きます。

 

蒸らしの時に切った具材を入れて温めます。

具材は火が入っているので、最後で十分ですよ。

 

具材が少なかったら鶏肉やニンジンなどを足してくださいね。

②カレーおでん

残ったおでんにカレールーを加えるだけで、「簡単和風カレー」に!

 

だしが足りない場合には、あらかじめ水を足しておいてください。

おでんを温めます。

パッケージに記載されている分量でカレールーを加えます。

少し煮込んだら出来上がりです。

 

カレールーでなくても、カレー粉だけでも美味しい和風スープカレーになりますからね。

うどんを加えて、お蕎麦屋さんカレーうどんにもなりますよ☆

③茶碗蒸し

だしと具に分けます。

大きすぎる具は一口大に切って、耐熱容器に入れます。

 

卵とだしで卵液を作ります。

具の入った容器に卵液を加え、蒸します。

 

出来上がりに、ゆるめのあんかけをかけてもウマウマです!

④クリームおでん

カレーと似ていますが、こちらにはシチューのルーを加えます。

 

または、ホワイトソースを作る過程で牛乳とだしを半々にしてもOK!

もしくは、だし汁のみに生クリームを加え少し煮詰めてから具材を温め直しても美味しい洋風おでんになりますよ。

⑤お好み焼き

小麦粉を残っただしでときます。

具材は細かくさいの目に切りましょう。

きゃべつも切って用意します。

 

全てをボウルで合わせて、フライパンで焼きましょう!

こんがり焼けたらたっぷりのお好み焼きソース、かつお節、青のり、マヨネーズでデコってくださいね。

⑥けんちん汁

残った具材をイチョウ切りや半月切りなど適宜な大きさに切ります。

ごぼうやニンジン、鶏肉なども一口大に切り、残っただし汁で煮ます。

おでんの残り具材も加えて、しょうゆで調味します。

器に盛ったらたっぷりの刻みネギを添えましょう♪

 

具たっぷりのけんちん汁にすると、これ1品でボリュームのあるおかずになりますよ。

⑦なべ焼きうどん

おでんの汁と具に分け、具は1口大に切っておきます。

土鍋に残っただし汁を適宜加えます。

ゆでうどんを加え煮込みましょう。

 

仕上げに具を加え、三つ葉や青菜を飾れば完成です。

⑧卵丼

具は一口大に切ります。

鍋にだし汁、具を入れ温めます。

溶いた生卵を回し入れ、半熟に加熱されたら火を止めましょう。

 

あつあつの丼ご飯の上におでん卵とじを乗っけます。

仕上げに三つ葉や刻みのりを飾りしょう☆

⑨卯の花

残った具は1㎝ほどのさいの目に切ります。

おからをだしで炊き、具を加えます。

 

温かいまま食べても美味しいし、冷やして味をなじませても、なお美味しです!

⑩トマト煮おでん

おでんのだしと具材に分けておきます。

だしにトマト缶を加え、少し煮込みます。

塩、酒、しょうゆ、少しはちみつで調味し、残った具材を加えます。

 

少し煮込んで、味を染み込ませましょう。

残ったスープにご飯を足して、トマトリゾットも美味しいです^^

 

お得な牛肉を買ったら臭かった?美味しく食べる方法をご紹介!

>>安くても美味しく!外国産牛肉の臭いを上手に消す4つの方法

まとめ

おでんは、冬になると美味しく栄養が摂れて、しかも身体も温まるので頻繁に作るという方も多いと思います。

 

しかし保存方法を間違えると腐りやすいことも忘れずに!

正しく保存するか、美味しくリメイクして腐る前に食べきってしまいましょう☆