どうもラヴィです!

寒くなってくるとおいしいのが、おでん。

いろんな具を入れてじっくり煮込んで美味しいおでんのできあがり!

と思いきや、なんだか味が薄い…。

ちゃんとだしを使ったのに、またおでんの素で味付けしたのに味が薄いとガッカリですよね。

なぜ市販のおでんの素を使ったのに薄くなるのか?

たくさん作ったのに薄い味では物足りない、

でも大丈夫!味が薄くても対処法はいろいろあります♪

おでんの味付けが薄い原因と対処法をご紹介したいと思います。

おでんの味が薄い、だしが染みていない原因は?

初めておでんを作るとき、市販の「おでんの素」を使えば大丈夫と思いますよね。

でも意外にも、説明書きのまま作っても【出来上がりの味が薄い】【全体的に水っぽい】ということがあります。

ただ材料をザッと入れて煮るだけでは、味が染みにくいことがあるんですよ!

味が薄くなる原因もいくつかありますので、ひとつずつ見ていきましょう。

原因①:材料の下ごしらえが足りない

ちょっと面倒ですが、ひと手間かけて下ごしらえ!

下準備をすると味が沁み込むようになります。

具材ごとの下ごしらえをご紹介しますね。

●練り物

油揚げや練り物は、油で揚げて調理してあります。この油分が味を染みにくくさせる原因に。

油揚げや練り物を入れるときは、1度熱湯を使って油抜きをするといいですよ。

別の鍋でお湯を沸かして、沸騰したら油揚げと練り物を入れてサッと煮てザルにあげます。こうするとと表面の油も取れ、余分な油も抜けます。

めんどうだったらザルに乗せて、上から熱湯をかけて裏返してまた熱湯をかけるだけでも大丈夫です。

●牛すじ

生の牛すじは、おでんの鍋で煮る前に下茹でをしましょう。

別の鍋で水からゆでて、アクが出てきたらザルにあけ、さっとアクを流水で洗い落とします。

さらにアクや油が気になるときは、お湯を捨ててもう1度同じように茹でます。

牛すじの下茹でをすることで、余計なアクを取り除け味も染み込みやすくなりますよ!

●大根

おでんの大根に味が染みていない、かなり悲しいですよね。

おでんの大根だけでなく、大根を煮てしっかり味を染み込ませるには3つの方法があります。

①隠し包丁を入れる

②下茹でをする

③生のまま1度冷凍する

簡単でおすすめなのは、②の下茹で。それも電子レンジを使うともっと簡単になりますよ。

大根は厚めに皮を剥き、2㎝ほどの厚さに切ります。

耐熱容器に入れラップをして、600wの電子レンジで5~8分ほど加熱します。

電子レンジで加熱すると、大根の繊維が壊れて大根自体の水分が飛ぶため、味が染み込みやすくなりますよ。

皮を剥いたあと、表と裏の広い面に十字に隠し包丁を入れると、より味が染みやすくなります。

もしかしておでんの具材を入れる順番が間違っていませんか?

詳しくはこちら→→おでんのはんぺんを入れるタイミングはいつ?具材を入れる順番

原因②:味が染み込む時間がない。

煮物は、煮続ければ味が染み込むわけではありません。

煮物は冷えるときに味が食材に入っていきます。

なので、おでんを作るときも1度煮た後にじっくりと冷ますといいですよ。

おでんを作るときは時間に余裕があるときにするといいですね。

たとえば、午前中に作り始めて、お昼ごろから火を止めて1度冷まして味を入れ、夜、食べるときにあたためるといいですよ。

美味しいおでんに昆布は必須!でも、だしを取ったあとの使い道は?

>>だしを取った後の昆布の保存方法は?栄養満点の美味しい活用方法

おでんの味が薄い場合の5つの対処法

せっかくおでんが完成したのに、味見をしたら味が薄かった。ということもありますよね。

また下ごしらえをしても煮方を工夫しても、なんとなくぼんやりしたおでんが出来てしまったとき、捨てるわけにもいきません。

こんなときは別の調味料を加えるべきか、どうするべきか?

対処法をみてましょう!

1・味噌でアレンジ

味噌はいろいろな使い方ができます。

味噌アレンジ①:味噌だれをつける

そのままでは薄味すぎるおでん。

ならばお皿に盛って味噌だれをかける、または味噌だれをつけながら食べると薄味も気になりません。

味噌だれの作り方は、鍋に味噌に砂糖(またはみりん)、酒を入れて煮立たせるだけ。

この味噌だれに、すりごまやマヨネーズを入れてもおいしいですよ。

また、七味やおろしにんにくを入れたり、クルミやピーナッツを砕いて入れてもいいですね。

いろいろな味の味噌だれを用意すると、飽きずに楽しいですよ。

味噌アレンジ②:丸々、味噌味にする

おでんの鍋に味噌を溶き入れて、味噌味のおでんにする方法です。

薄味に醤油を足しても味が決まらないときは、味噌を入れてみるのがおすすめです。

名古屋風の味噌おでんの出来上がりです^^

2・トッピングをつける

おでん自体にもう一味足りないので、一味を足しちゃいましょう♪

  1. かつおぶし(粉かつお)
  2. 青のり
  3. 佃煮のり
  4. ゆずこしょう
  5. とろろ昆布
  6. 大葉千切り
  7. 白ごま(すりごま)
  8. ごま油と塩
  9. わさび
  10. からし
  11. にんにくすりおろし
  12. しょうがすりおろし
  13. ゴルゴンゾーラチーズ(とろけるチーズ)
  14. はちみつ
  15. だししょうゆ
  16. ゆず

このような調味料や香辛料で味足しをすると、旨味も足せますしイロイロな味も楽しめますよね。

3・カレー粉やカレールーを加える

おでんの鍋にカレールウを入れます。

出汁や醤油の味が付いているので、ルウの量はいつもより少なめに。

味を見ながら入れてくださいね。

お蕎麦屋さんのカレーうどんのような、和の味がするおいしいカレーができます。

練り物や大根も意外とカレーに合うんですよ。

4・ホワイトシチューのルーを加える

鍋にホワイトシチューのルウを入れます。

こちらもカレーのときと同じように、ルウの量は気持ち少なめに。

全体的に汁気が少ないときは、少し煮詰めてから具とシチューをグラタン皿に盛り、上にとろけるチーズを乗せます。

オーブンやトースターで焼くと和風グラタンのできあがりです。

5・トマト缶をプラス

鍋にトマト缶を加えます。

酸味が気になる場合は、鍋に入れてから一煮立ちさせて酸味を飛ばしましょう。

ウインナーやベーコン、つみれを入れたおでんと相性ピッタリですよ。

おでんの味を決めるのはコレ!おいしいおでんの作り方のコツ

次回は美味しいおでんしたいですよね。

しっかり味の染みたおでんにするためのコツを知っておきましょう!

先ほどの食材の下ごしらえも大切です。

しかしあとは煮るだけですが、煮るときにもちょっとしたコツがあります。

煮る順番のコツ

煮るときは味が染みにくいものから入れます。

大根、練り物、じゃがいも、たまご、油揚げを入れるとしたら、一番最初に入れるのは大根です。

次にじゃがいも、油揚げ、ゆで卵を入れます。

そして、最後に入れるのはすでに味が付いている練り物です。

火加減のコツ

おでんを強火で煮ると汁が濁るので、弱火で煮ましょう。

私は、石油ストーブの天板に鍋を乗せて煮ています。

火加減がちょうどいいし、部屋のストーブで煮ながら横で何かをしていると、おでんの様子をちょくちょく見ることもできます。

具材からうまみを出す。

いつもの食材だけでもいいですが、うまみが出る食材を入れるとよりコクが出て味に深みが出ます。

また、いつもと違う食材は目先が変わって気分も上がります。

うまみやだしが出る食材は、

【骨付きの手羽先】
下ごしらえは必要ないので、牛すじの代わりに入れてもいいですね。

【トマト】
おでんにトマト?と思われがちですが、トマトからも出汁が出ます。

またおでんの味が染みたトマトもオツな美味しさですよ。

丸ごとトマトもおいしいですが、プチトマトを串にさして入れると食べやすいし見た目もかわいくなります。

トマトの美味しいだけでなく、健康効果も高いのです。

特にミニトマト、すごいですよ!詳しくはこちら

>>ミニトマトは栄養価が高い!美肌成分も豊富なトマト以上の健康効果

【ベーコンやウインナー】

ベーコンやウインナーの独特な旨味が和風ポトフのような味わいになり美味しいですよ。

せっかく作ったおでん、そのまま保存しては腐らせる確率が高くなります。

日持ちさせるコツを知っておきましょう!

>>おでんはどれくらいで腐る?日持ちするコツや腐った時の見分け方

まとめ

おでんは下ごしらえで味のしっかり染みる美味しいおでんになります。

寒い冬は、あつあつのおでんで温まりたいですね。

おでんを作ってみたけど薄味になってしまった。

そんなときは、思い切って味を変えてしまうか、トッピングで味を足すのをおすすめします。

またおでんは大きい鍋で一度にたくさん作るので、けっこう余りがちです。

飽きてしまう前に、アレンジしたりリメイクしたりしておいしく食べきりたいですね。