どうもラヴィです!
消化を促進する
血行を良くする
殺菌・解熱作用
と、シナモンは昔から生薬として
さまざまな効果があります。
その中に「血糖値を下げる」という効果も。
高血糖の病気といえば「糖尿病」
その糖尿病にも効くとうわさの
”シナモン”についてまとめてみました!
1日1gで血糖値、脂質値の減少
シナモンの歴史は古く、
およそ紀元前4000年前のエジプトでも
ミイラの防腐剤として使用された記録もあるほど。
詳しくはこちら⇒シナモンとニッキ、カシアこの違いは?!最古のスパイスの効能
生薬として最初に日本に伝来されたほどのシナモンパワー!
シナモンには、
- 体内のインスリンの働きを増強する
- 優れた抗酸化作用がある
ということが知られているため、
糖尿病に対しても効果があるのでは
と研究されています。
そこにアメリカの研究報告で
「1日120mg~6gのシナモンを4~18週間摂取することで、
血糖値と血中脂質値の低下が認められた」
のです!
しかし糖尿病には1型糖尿病患者と
2型糖尿病患者があります。
1型糖尿病とは、生活習慣などとは無関係に
インスリンが欠乏してしまうタイプの糖尿病です。
2型糖尿病は食事内容や運動不足といった
生活習慣が原因で、インスリンの作用が低下するタイプ。
なんと日本人の糖尿病患者の9割以上は
この2型糖尿病なのですが、
効果を認められたのは2型糖尿病、また健康な人でした。
でもなぜシナモンが血糖値を下げる効果があるのでしょう?
[quads id=2]
シナモンが血糖値を下げる理由
簡単に説明すると
シナモンが消化酵素の働きを邪魔する
ということ。
本来なら消化酵素の働きにより
デンプンをブドウ糖に分解。
小腸で吸収、血液中に吸収され
血糖値が上がる仕組みです。
しかし消化を遅らせるということは、
ブドウ糖に分解されるのが遅くなる。
最終的にブドウ糖の血液への吸収がゆっくりになります。
結果、血糖値を急上昇させず最小値に抑えることが出来ます。
他にもこんな野菜の効能がスゴイですよ!
→→→なめこで便秘解消?美容・美肌効果と便通も良くなる健康効果
しかし薬も摂り過ぎれば毒になることも。
シナモンの過剰摂取は
こんな障害の恐れもあるのでご注意くださいね。
シナモンの過剰摂取の弊害
シナモンのあの独特の香り
「クマリン」という香気成分。
どこかのゆるキャラのようなカワイイ名前ですよね。
しかしこのクマリン、過剰摂取すると肝障害を起こす恐れがあります。
現にEU諸国では規制値を設けています。
そのためデンマークでは人気のシナモンロールが
消えてしまうのではないかと問題視されたほどです!
過剰摂取というのは、
1日に体重1kgあたり0.1mg以上を
長期間にわたり毎日摂取すること。
つまり60kgの人なら6g。
サプリメントでシナモンを摂取している
という人は気をつけた方が良いです。
しかし6gのシナモンパウダーってかなりの量ですよ^^;
通常、料理やお菓子作りに使うシナモンパウダーなら
1g(およそ小さじ1/4)を目安に摂取することで
効果が期待できると言われています。
この食材の過剰摂取も気をつけて!
→→→ゴマの食べ過ぎはダメ?過剰摂取で肥満やアレルギーの原因
まとめ
シナモンには血糖値や血中脂質を下げる効果があります。
しかし過剰摂取をしてしまうと、肝障害の恐れがあるので安易に摂り過ぎてはいけません。
1日1g、小さじ1/4の量で十分です。
まだまだ研究段階ですが、毎日シナモンを摂取して
「糖尿病が治った」なんていう人もいるぐらい。
シナモンが特効薬として効いたかどうかは、
はっきり検査しているわけではないようですが
食事療養に加えるのも良いと思います。
これだけの古い歴史を持つスパイス。
芳醇な香りや味わいを
「食事の楽しみに加えること」をおススメします☆
シナモンのほうはいいがトーストは糖質制限に反するでしょ。
無菜さま
ご指摘、その通りでございます。
大変失礼いたしました。