どうもラヴィです。
噛めば噛むほど味が出る、
おやつに昆布を食べると
止められない時があるのですが、
気になるのはその「塩分」

昆布って海産物なので塩分摂り過ぎに
ならないか気になってしまいますよね。

ということは、もしかしてお吸い物や
味噌汁などに使う出し汁にも塩分が?!
今回は昆布の食べ過ぎで塩分の摂り過ぎになるのか?
だし昆布の栄養や塩分量や
だし昆布で上手な減塩方法をご紹介します。

乾燥昆布の栄養と塩分量について

昆布といえば、
日本人の食生活に欠かせない食材で
文献には残っていませんが、
古くは縄文時代以前から食べられていた
とされています。

栄養面でも優れており食物繊維や
ミネラルなど普段の食生活に不足しがちな
栄養素が多く含まれているので
どんどん食べたい食材なんですね。

食物繊維で、よく知られているのは
「便秘に効く」ですよね。
昆布は水溶性食物繊維を多く含みます。

同じく水溶性食物繊維の豊富なこんにゃくは
こんなにすごい食材なんです☆
こんにゃくの栄養と効果がスゴイ♪女性も男性もキレイになる理由

腸の中で刺激し、ぜん動運動を促進し
便秘になるのを防ぐ働きをもっています。
ぜん動運動とは、食物の消化を助ける働きですよ。

昆布の水溶性食物繊維は
「アルギン酸」と「フコイダン」という
海藻特有の食物繊維で
ねばねばしたぬめりが特徴です。

アルギン酸は、ほぼ消化・吸収されないまま
胃から腸へと届き、一緒に食べたものの
糖質や脂質の吸収を抑える働きがあります。
肝臓では脂肪の合成を抑え、脂質の代謝を
正常にする効能もありダイエットや高血圧など
健康が気になる方には優れた食材なのです。

そして腸内の不要なものを便として
体外に排出させることで
便秘の予防だけでなく大腸がんの予防にも
とても有効なのです!
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フコイダンは腸から免疫力を高め
アレルギー予防、細菌感染予防、
インフルエンザの予防や
がんの発生・進行を抑える働きにも有効とされます。
また血栓(血管内にできた血の塊)を溶かす
ホルモンを血液内に分泌させ
心臓病・脳梗塞などの予防にも働きかけます。

さらに牛乳に比べ、カルシウムは約6~7倍
鉄分は約39倍も多く含まれるので
成長期のお子様はもちろん、
成人の方、お年寄りの栄養補給にピッタリなんです♪

実は、ではなくやっぱりスゴイ生姜の効能!
でも摂り過ぎは要注意。
生姜のすごい効能と1日の摂取量は?食べ過ぎると逆効果の理由

気になる乾燥昆布の塩分量は?

さて昆布の栄養価がとても優れていて
毎日でも食べたい食材なのは分かるけど
気になるのはその塩分量ですよね。
とくに海のものだけに乾燥して凝縮され
塩分が高そうというイメージ。

食塩というのはナトリウムと塩素からでき、
食品に含まれるナトリウムを食塩量に
換算した値が食塩相当量となります。
この食塩相当量をだす計算式がこちら、
ナトリウム(mg)×2.54÷1,000=食塩相当量(g)

乾燥昆布100g中に含まれるナトリウム量は
およそ2400~3000mg、つまり
3000mg×2.54÷1,000=7.62g
多くとも7.62gの食塩に換算されます。
約8%前後の塩分量だと覚えておくと便利ですね。

しかし乾燥昆布を100g食べるなんてことありえません。
1食または1日に10~20g程度と考えると
およそ0.7~1.4gほどなので
1日あたりの食塩摂取量の目標値の
男性で9g未満、女性で7.5g未満からみても
充分に許容範囲内と言えるでしょう!

10gの乾燥昆布を使った出汁なら
全て出汁を飲みきり、昆布も食べたなら
0.8gほどの塩分摂取量となります。
味噌汁やお吸い物の塩分は
調味料を使用したときで加減されやすいと言えますね。

カップ麺1食分ををスープまで飲みほしたら
およそ5.5gの塩分摂取量になることを考えたら、
昆布で自然の旨みを味わった方が栄養面でも
健康面でも優れていることは一目瞭然ですよね。

海のものって生臭くなるのがネック・・・
でもこの方法で美味しく召し上がれ♪
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昆布だしで上手に減塩する方法


汁物は塩分が高くなるから良くない、
というのではなく、上手に昆布やかつおなどの
うま味を使うことで減塩になるのですよ。

塩気がないとどうしても味気なさが目立ちます。
なので味気なさを補うためにうま味を足すことが重要!

例えば
だしを昆布とかつおぶし、
またあごだしやしいたけだしなど
だしの種類を2~3種の混合だしにします。
混合だしにすることでうま味の相乗効果が起こり
通常よりも 20%の塩分を減らしても
美味しさを損なわなかったという検証も出ています。

うま味物質はたくさんありますが
特に有名なのはこの3つ

  1. 「グルタミン酸」昆布・チーズ・緑茶・トマト・
  2. 「イノシン酸」かつお節や煮干しなど魚類、豚肉など肉類
  3. 「グアニル酸」干し椎茸などの乾燥キノコ

他にもコハク酸は貝類に豊富、
アスパラギン酸は大豆食品や鰹節に多く含まれ
また野菜にもそれぞれのうま味が含まれます。

特にうま味成分を混合するにも
グルタミン酸+イノシン酸またはグアニル酸
この組み合わせは、うま味成分が強くなり
圧倒的にうま味を感じることができ
「うま味の相乗効果」と言うのです。

だしをとった後の昆布、
もしかして捨ててませんか?!
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ただ簡単に使えるからと、市販のだしの素や
コンソメキューブなんかは塩分が含まれています。
だしの素でも食塩不使用のものを選ぶようにしましょう。

また旨みの多い素材を使うことが大切です。
ただの味噌汁でもたまねぎ、トマト、
しいたけなどうま味成分の多い素材を使うことで
味わいや深さ・奥行きなど高める効果があります。

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まとめ

昆布って塩分が高そうですが
実はそうでもありません。
1食分10gで約0.8gほどです。

昆布だしにしても同じで
その後の味付けによって塩分量は変わります。

上手な減塩方法はうま味を使うこと。
複数のうま味成分を組み合わせることで
素材の味に味わいや奥行きが広がり
塩気がなくても味気ないということはありません。

うま味によって塩分が少なくても
素材の味をしっかりと感じる事ができますよ☆

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