どうもラヴィです。
先日、友人宅で美味しいうどんをいただきました。
あまりに美味しくて出汁や
うどんの作り方を根掘り葉掘り。
「やっぱり出汁は”いりこ”やな!」
この友人の一言が気になって・・・
・・・いりこって??煮干しと違うの?
「煮干しちゃうがな、いりこや」
????
というわけで、
今回は煮干しといりこの違いについて、
いわしの加工品についてや
美味しい煮干しだしの取り方についてご紹介します。
煮干しといりこの違いは何?
実は「煮干し」と「いりこ」
呼び方が違うだけで、ほぼ同じもの。
関東では「煮干し」と呼ばれ、
関西では「いりこ」と呼ぶのです。
確かに、関東出身の私には
「いりこ」はあまり馴染みがなく、
「煮干し」が一般的です。
煮干しとは
「小魚を煮て干したもの」
普通はカタクチイワシが
原材料として用いられますが
マイワシ・ウルメイワシ・イカナゴ
キビナゴ・アジ・サバ・トビウオ
などといった魚も原材料に使用されます。
そのときは、アジ煮干しとか
アゴ煮干しと記載されてますよ。
ちなみにアゴとは、九州でトビウオのことです。
アゴだしラーメン、美味しいですよね~!
うまみ成分のイノシン酸が
たっぷり含まれているため
そのまま食べても美味しいですね。
しかも煮干しは生干しに比べて
イノシン酸を11倍も多く含んでいるのですよ!
いりこと呼ばれる煮干しは
主にカタクチイワシの煮干しになります。
煮干し、またはいりこの生産地は
全国に渡りますが、特に九州が有名です。
なんと全国の四分の一は長崎県、
そして日本最大の消費地は宮崎県なんですって。
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いりこの栄養価
いりこの原料のイワシは
- 生活習慣病を予防する「DHA」
- 中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させる「EPA」
を豊富に含んでいます。
DHAは脳にも良いとされていて、
青魚を食べると頭が良くなる!
と昔から言うし、歌にもありますよね^^
→メタボよさらば!美肌にも効果的!青魚【EPA】の6つの効能
→青魚が脳を若返らせる!DHAは血液サラサラで5つの健康効果
実際、アルツハイマーや認知症に効果がある
と研究も盛んです!
他にも
- 疲労回復・肝機能の修復改善に役立つ「タウリン」
- 歯や骨を丈夫にする「カルシウム」
- 血液や筋肉の源「たんぱく質」
- 血圧効果作用をもつ「ペプチド」
といった健康に働く栄養素がたくさんです。
またビタミンB郡・ミネラルは
ダシに溶け出すためダシを使った料理、
ダシがらは佃煮にと捨てるところはありません!
もちろん、間食やおつまみに
ポリポリとそのまま食べても
美味しいうえに健康にも良いですよね♪
魚は美味しいけど、
料理すると部屋が臭うんですよね(´・ω・`;)
そんなときはこの方法!
→焼き魚の臭いが部屋に残ってしまう!イヤなニオイの対処法
他にもイロイロ、いわしを使った加工品の種類
イワシ自体の種類は何百種類にもなります。
イワシはニシン科の魚で、
一般的なものは
- マイワシ
- カタクチイワシ
- ウルメイワシ
が有名です。
加工品も多岐に渡りるため
私たちも気がつかずに
たくさんの種類のイワシ加工品を
口にしていたりします。
例えばおでんに入れるつみれ、
イワシのすり身をお団子状にしたものです。
静岡のご当地名物である「静岡おでん」は
真っ黒なはんぺんが売りですが
原料にイワシが含まれます。
白はんぺんと違ってカルシウムや
鉄分などが豊富で栄養満点!
また食べるときにはだし粉と呼ばれる
イワシ粉と青のりが必須♪
うま味も増え、栄養価も高くなりますよ。
まだまだ他にもあります、
頭から丸かじりが一番美味しい
と言われる丸干しは、
家庭のフライパンやオーブンでも作れます。
イワシを捌いたり開いたりするのが苦手、
抵抗ある人も多いかと思いますが、
自家製の干物は火加減や塩加減を調節でき、
一度捌き方を覚えてしまえば
簡単にできてしまいます。
簡単に魚をさばくコツは?
→【初心者でも簡単】魚のさばき方を覚えるなら動画から始めよう
また一夜干し・ホホ刺し・エラ干し
メザシ・みりん干し・田作り
シラス干し・ちりめんじゃこ
など、様々に加工されます。
缶詰加工品も種類があり、
水煮缶詰・油漬缶詰・味付缶詰煮干し
などがあります。
美味しい煮干しだしの取り方!
せっかくなので美味しい煮干しだしを
家でも出来るようになりたいですよね。
方法は2つ「煮出し」と「水出し」です。
煮出し方法
水1リットルにつき、煮干しを20~30g(約5本)用意します。
煮干しの頭とはらわたの部分を取り除き、
煮干しのサイズが大きめの時は二つに割きます。
頭とはらわたは苦味・臭みの元になるので
丁寧に取り除きましょう。
最初から頭の部分がもげていたり、
お腹の部分が崩れていたりする煮干しは
あまり状態の良い煮干しではないので
なるべくそういうものは避け、
形がよく・色艶の良い煮干しを
選ぶと美味しい出汁が取れます。
もっと丁寧に出来る方!
フライパンで焦げないように
乾煎りをしましょう。
こうすると生臭みの予防になり
味に深みも出ます。
鍋に水を入れ、その中に煮干しを入れます。
そのまま1時間以上おき、
弱火~中火にかけます。
沸騰したら弱火にして2~3分程度
軽く煮出します。
その際アクが出てくるので丁寧に取り除きましょう。
ざるや布巾で濾せば出来上がりです。
もっと濃い煮干し味が欲しい場合は
煮出し時間を増やしてくださいね。
水出し方法
こちらは火を使わず簡単です。
水1リットル・煮干しを10g(約2~3本)用意します。
煮干しはそのまま、
大きいサイズのものは縦に割きます。
そのままタッパーや鍋に
水と煮干しを入れ
一晩漬けておきます。
煮干しを取り出すか漉して出来上がりです。
煮出す場合と水出しの場合では
味が変わってきます。
にぼしの風味をしっかりと感じたい
そんな料理には煮出し方法、
すっきりと具を引き立てる
上品な味にしたい場合は水出し方法がおススメです!
実はあさりは冷凍した方が美味しくなります。
詳しくはこちら
→あさりは冷凍保存できる!解凍の方法は?旨みUPの方法
まとめ
いりこと煮干しの違いは「呼び名」
地域によって言い方が変わります。
煮干しの原料となるイワシは
とても栄養価の高い魚です。
タンパク質、カルシウム、ナトリウム
他にもミネラル・ビタミン豊富で
昨今話題のDHAやEPAもふんだんに含んでいます。
しかし魚自体が小さめで
家庭でさばくのは大変なうえ
骨が多く、小さな子供に食べさせるのが
大変だったり、骨を避けながら食べるのが面倒。
そんな理由で嫌いという人も多いと思います。
その点、煮干しはスーパーでも手軽に買え
おやつにスナック感覚でぽりぽり食べられます。
加工してしまえば骨も気にならず食べやすくなります。
イワシ加工食品をうまく食卓に取り入れ
栄養価高いの食事が可能になりますよ。