おいしいだけじゃなくて健康や美容にもいいはちみつ。
どこの家でも1瓶は置いてありませんか?
とろ~とした感じが水あめにも似ています。
この2つの違いって何でしょう?
またハチミツは家にあっても水あめが無い。
そんなときにお菓子作りや料理に水あめの代用はできるのでしょうか?
今回ははちみつと水飴の違いは?
代用はできるの?
また、天然はちみつと加工はちみつの見分け方もご紹介します♪
目次
はちみつと水飴の違い
はちみつと水あめは、とろとろして甘くて質感が似ています。
しかし味も違えば、水あめの種類の多くは透明色です。
そもそも水あめとはちみつでは原材料からして違うのです。
はちみつは、蜂の集めた花の蜜を主原料にしていますよね。
水あめは、芋や穀物に含まれているデンプンから作られています。
このデンプンを糖化したものが【麦芽糖】で水あめの主成分となっています。
他にブドウ糖やデキストリンと合わさって製造されます。
水あめには、ピンからキリまで質の良いものがありこの3つの成分の割合が大きく変わってきます。
美味しい水あめは、麦芽糖が多く含まれています。
また昔ながらの製法の水あめは『麦芽水あめ』と記載もされているので購入の目安にしてくださいね。
麦芽水あめは、色も蜂蜜のように茶褐色ですよ。
水あめはハチミツで代用できる?その反対は?
レシピには水あめと書いてあるけど、家にない!
そんなときにはちみつで代用することはできます。
水あめもはちみつも、料理の照りを出したりお菓子の甘みを出すために使ったりすることができますよ。
水あめもない時は、砂糖水を煮詰めると水あめの代わりになります。
水と砂糖の割合は1対2、水が大さじ1杯なら砂糖は大さじ2杯。
作るときは、まず耐熱容器に砂糖を全体の2/3と水を入れて電子レンジで加熱します。
ふつふつしてきたら、レンジから出してスプーンで混ぜて残りを入れてまた加熱します。
また、ふつふつしてきたら止めます。
とろとろになったらできあがりです。
こちらも代用できるか気になりませんか?
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天然はちみつと加工はちみつは、どう違う?
天然はちみつと加工はちみつについてお話ししたいと思います。
はちみつは、ミツバチが集めた花の蜜を巣の中で加工してできたものです。
集めてきた花の蜜によって風味や色が変わります。
主なはちみつは、
- アカシア:日本で一番ポピュラーなはちみつです。淡白な味わいで日本人に好まれる味です。
- トチの木:マロニエとも言います。上品でやわらかい味がします。
- レンゲ:色もにおいも薄く、日本人に好まれますが、ほとんどが中国産です。
- マヌカ:マヌカはニュージーランドにしかない木です。マヌカからできたマヌカハニーは、抗菌力が強くて風邪やケガにも使えます。
ほかに、そばからできたハチミツや、りんごやみかん、ブルーベリーなどの果物、ハーブやコーヒーからできたハチミツもあります。
はちみつのもとになる花の特徴がはちみつにも影響します。
味だけではなく、アレルギーが出ることもあります。
そばのアレルギーがある場合は、そばのはちみつを避けるようにしましょう。
天然はちみつは、蜂の巣から採取したはちみつだけを使って作られていますが、加工はちみつは、はちみつに添加物を加えて作られます。
加工はちみつには 糖液や小麦粉、コーンスターチが加えられていたり、水や水あめで薄めてかさましをしたりしています。
加熱処理をすることによってはちみつに含まれている栄養素が失われてしまったり、はちみつの汚れを取るために卵白が使われたりもしています。
このとき注意が必要なのは食べ物アレルギーがある場合です。
小麦粉が混ぜられていたり、製造過程で卵白が使われていたりするため、はちみつを食べてこれらのアレルギー症状が出るおそれがあるからです。
小麦粉とコンスターチの違いは?
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天然はちみつと加工はちみつの見分け方
天然はちみつと加工はちみつの見分け方について具体的にお話ししましょう。
①冷やす
冷蔵庫に入れて、はちみつが固まって結晶のようなものができたら、それは天然のはちみつです。
②ラベルを見る。
ラベルの成分表示を見ます。
フルクトース・コーンシロップ、グルコースなどの人工甘味料が含まれていたら加工はちみつです。
③酢を混ぜる。
はちみつに水を入れて混ぜてから酢を5滴ほどたらします。
はちみつから泡が出てきたら、添加物が加えられている可能性が高いです。
④水に溶かしてみる。
天然はちみつは水に溶けないので、固まったまま沈んでいきます。
加工はちみつは簡単に水に溶けるものもあります。
糖分を加えたり加熱したりするとはちみつ本来の栄養素は失われてしまいます。
天然はちみつを選んで健康や美容に役立てましょう。
はちみつの使用用途
はちみつにはたくさんの使い道がありますよ。
①お菓子の甘みとして
クッキーやケーキなどの焼き菓子や、ババロアやプリンなどの冷たいデザートを作るときに砂糖の代わりに使います。
砂糖と違ってコクや風味のあるお菓子ができあがります。
②魚の臭みとりに
魚料理をするときにはちみつを使うと、魚の臭みを減らすことができます。
はちみつに含まれてる酸には魚の臭みを抑える働きがあるからです。
他にもこんな魚の臭み取り方法もあります。
③みりんの代わりに。
煮魚や照焼を作るときに、みりんの代わりに使うと香りが高くなるし、きれいな照りも出ます。
④リップケア
乾燥してカサついた唇にはちみつを塗ってラップパックをするとつやつやでぷるぷるの唇になりますよ。
⑤ヘアパック
★材料
はちみつ、天然オイル(ホホバオイルや椿油など、お好きなオイルで)。
①はちみつと天然オイルを混ぜます。
硬さはお好みで。扱いやすい硬さになるように混ぜます。
②髪をお湯でしっかりと濡らします。
③1⃣を髪にのばし、頭皮もやさしくマッサージ。そのまま10分ほどおきます。
④ぬるま湯で洗い流したあと、シャンプーをします。
しっとりつやつやな髪になりますよ。
まとめ
水あめとはちみつは全く別物です。
原材料から違いますからね。
しかし水あめをはちみつで代用することは可能です。
わざわざ少し必要なために購入するぐらいなら、はちみつ(水あめ)で十分ですよ。
琥珀色に輝くはちみつ。
甘くておいしいだけじゃなくて、体にもお肌にもいいスーパーフードです。
はちみつの効果を最大限に取り入れるために、ぜひいいはちみつを選んでくださいね。