炊きたてのご飯って、何とも言えず良い香りで、それだけで食欲がそそられちゃいますね。
と言っても、毎日炊くと手間だし、1度に多めに炊いて作り置きしておきたいもの。
そして出来れば冷凍ご飯でも炊きたてのおいしさを味わいたいですよね。
「でもご飯を冷凍するときってどのくらい冷ますの?」
「なぜご飯が熱いまま冷凍したらダメなの?」
と、ご飯を冷凍するだけなのに、美味しいふっくらご飯のまま冷凍するのはなかなか難しいですよね。
そんな悩みを解決すべく、今回は【ご飯を冷凍する】ときの疑問を解消してまいります!!
目次
ご飯の冷凍をするとき粗熱はどのくらいまで冷ます?
どうもラヴィです!
うちでも必ず1~2つは冷凍ご飯を常備しておりますが、
「冷凍ご飯にする時は、どのくらい冷ましたらいいの?粗熱を取るって何?」
こんな疑問をもったことありませんか?
よく粗熱が取れたら冷蔵庫や冷凍庫へ入れる、なんて話を聞きますが具体的にはどのぐらいの温度になれば“粗熱がとれた”と言えるのでしょうか?
粗熱というのは、調理後のアツアツ状態の熱さから触っても少し温かい状態まで冷ますことだったり、また湯気が出なくなるまで冷やしたりすることです。
ご飯の場合は、熱い状態でラップに包みそのまま1時間ほど置いておきます。
またはタッパーに入れたら、蓋を少しだけずらし湯気の通り道を用意し熱を逃がします。
同じようにそのまま1時間ほどご飯を冷まします。
するとほんのり温かく感じる程度(人肌くらい)まで冷めてきたら“粗熱がとれた”目安となります。
そして冷凍しましょう。
炊きたての美味しさをキープしたまま、冷凍保存出来ますよ。
よく冷凍ご飯を温め直して食べたけどパサパサしていて美味しくなかった...
そんな経験ありますよね。
実は炊き立てのご飯の味をキープしたまま冷凍したい場合は、
《ご飯がまだ熱い状態のままラップして、ご飯粒に蒸気(水分)を閉じ込める》これが必須なんです!!
炊き立てご飯がふっくらしているのは、水分をたっぷり含んでいるから。
その後時間が経ちご飯が冷めるのと比例するように、ご飯の水分もどんどん抜けていきます。
水分がしっかりと芯まで残った状態の熱いご飯を冷凍・解凍すると、解凍後もふっくらしたご飯を味わえます。
逆に冷めてしまったご飯や炊飯器で長く保温していたご飯を冷凍しても、解凍後はパサパサ・カチカチの状態になりやすいです。
「そっか、水分が抜けていたから、冷凍ご飯はパサパサに感じるんだ!」
そうなんです、ですのでご飯の冷凍には粗熱を取ることも必須なんですよ。
ほんのちょっとの事ですが、解凍した時においしさは全然違いますよ~~。
ピザ生地も余ったら冷凍しておくと便利なんですよ!
>>>ピザ生地が余った時の保存方法!冷蔵?冷凍?!アレンジも可能
ご飯を冷凍するときに熱いままではいけない理由
ラップしたご飯は粗熱が取れてから冷凍庫へ入れると話しましたが、実は冷凍ご飯のおいしさだけのことを考えると、一番良いのはすぐに急速冷凍をすることです。
ラップに包んで熱いまますぐに冷凍庫に入れることになりますが、普通の家庭の冷凍庫ではそんなこと出来ません!
マイナス10度以下の冷凍庫内に、炊き立てアツアツご飯(100度に近いほどと言われています)を入れると、庫内の温度が一気に上がります。つまり、
- 冷凍庫内に霜が付く
- 庫内のほかの食材が半解凍状態になり傷みやすくなる
- 冷凍庫内の温度を下げようと必要以上に電気を消耗する(電気代が増す)
- 冷凍庫の故障の原因となる
といったような様々な問題を生んでしまいます。
もちろん冷凍ご飯専用の冷凍庫があったり、「熱いまま冷凍」できる機能や急速冷凍機能を使う!となると話は別ですが、なかなかそういうワケにはいかないと思います。
必ず粗熱をとってから冷凍庫に入れるようにしましょう。
多く切り過ぎてしまったじゃがいも、そのままでは真っ黒になるのでこんな保存方法がおススメなんです。
>>>切ってしまったじゃがいも、保存可能?おすすめ冷蔵・冷凍方法
早くご飯の粗熱をとる裏技!おすすめの方法
「ラップしてすぐに冷凍庫に入れられないにしても、出来るだけ早く粗熱をとって、冷凍庫に入れたい!」
アツアツのご飯ってなかなか冷めずに苦労しますよね。
夏場は常温に置いておくと傷んでしまうリスクもあります。
「でも粗熱って、常温で1時間放置しないと取れないんでしょ?」
確かに、先ほどの説明ではそうお伝えしましたが、30度を超える日に常温放置はちょっと怖いし、早く冷凍庫に片づけたいですよね。
実は1時間も時間をかけなくても、粗熱が早くとれるコツがあるんです!
ご飯の粗熱をすばやくとるコツ➀
“ご飯を出来るだけ平たく・均一の厚みにして、冷やす”ことです。
冷凍ご飯を作る時は、複数個に分けてご飯を包むことになりますから、ひとつひとつのご飯の大きさにムラを作らないようにすると、同じ速度で冷えていきます。
また、平たくして包んだ方が、ご飯一粒一粒の熱が出ていきやすくなりますし、解凍する時も早く温まりますのでオススメです。
昔、我が家で冷凍ご飯を作っていた時、食べる人によってご飯の量が違うこともあり、色々なサイズの冷凍ご飯を作っていました。
すると冷える時間も違いますし、解凍する時も
「小さいご飯は持てないぐらい熱いのに、大きいご飯はまだ冷え冷えだ~~」
みたいなことがよくありました。
冷凍するご飯の量を変えるのではなく、ご飯の量は一定に小さめのラップご飯を複数作って、解凍するときに個数で対応するようにして下さいね。
ご飯の粗熱をすばやく取るコツ②
ラップご飯をジッパー付きの保存袋に入れます。
保存袋に入れれば、ラップだけでは空気に触れやすく冷凍焼けしますが、保存袋でより密閉され冷凍焼け防ぐために有効なんですよ。
もし保存袋がない場合にはラップを2重にするといいです。
そして熱いご飯の下に保冷剤を均一に置いて冷やします!
常温で粗熱を取るよりも早く冷えますよ。
人肌程度まで冷えたなと確認出来たら、冷凍庫に入れて冷凍します。
冷凍するときも他の食材やラップご飯同士を重ねて置かず、離して冷凍し、カチカチに凍ってから重ねて整理しましょう!
ご飯の粗熱をすばやく取るコツ③
もしも保冷剤がない。
そんなときはボウルや鍋に冷たい水をはり、その中に保存袋に入れたラップご飯を入れます。
保存袋に穴が開いてないようにしましょうね^^;
②と同様に粗熱が取れたら、袋の水気をよくふき取り冷凍庫で冷凍しましょう!
たくさんのあさりをそのまま冷蔵保存するなら、新鮮なうちに冷凍する方が美味しさも旨味もキープできますよ!
>>あさりは冷凍保存できる!解凍方法は?味噌汁や酒蒸しのやり方
まとめ
ご飯をおいしいまま冷凍するには、温かいままラップに包むのをおススメしますが、必ず粗熱を取りましょう!
粗熱を取るというのは、調理後のアツアツ状態の熱さから触っても少し温かい状態まで冷ますことだったり、また湯気が出なくなるまで冷やしたりすることです。
ご飯の冷凍方法をまとめると
- ご飯は炊きたての状態でラップに包む。
- ラップに包む時は、出来るだけ平たく、均一の厚みにする。
- 急速冷凍すると、一番炊き立てに近いご飯の味になるので、保冷剤をうまく利用して早く冷やす。
これらのポイントを是非押さえてくださいね。
冷凍ご飯を常備すれば、毎日炊かなくてもおいしいご飯を味わえますよ♪
温めたり解凍したり便利な電子レンジですが、イカやタコには気をつけて!
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