炊きたてご飯に明太子。
 これさえあれば幸せなラヴィです!
日本人ほどお米にうるさい民族はいないでしょう。
 ふっくら、もっちりつやつやで
 ほのかな甘みがあり、米の風味が広がる。
 想像するだけでヨダレが・・・
しかし美味しいご飯にするためには
 上手にお米を炊かなければなりません。
冬の寒い日、手荒れがひどい人
 冷たい水で米を研ぐのがイヤで
 ついついお湯で研いでいる、
 なんてことしてませんよね・・・?
米をお湯で研いだら不味くなります!
 ではなぜお湯を使ったらダメなのか
 米は水の方がイイ理由、
 美味しく炊くコツをご紹介します♪
 
目次
米をお湯で研ぐと不味くなる理由
冷たい水で研ぐのはヤダ。
 冬場なんて特にそう思わせるため
 お湯でお米を研げたら・・・
 なんて思っている主婦の皆さんもいませんか?
でもなぜお湯でお米を研いだらダメなのか
 お湯で研ぐデメリット
 水で研ぐメリットをご説明します!
デメリット①甘みが減る
米の成分はでんぷん。
 でんぷんはブドウ糖が合体したもの。
 そのブドウ糖を分解する酵素(アミラーゼ)を
 米は最初から持っています。
しかしお湯の温度でお米を研ぐと
  アミラーゼが生成されるため
  米のデンプンを糖に分解します。
  糖は水やお湯に溶けやすい性質なので、
  研いだり、すすぐ水で流れ出てしまいます。
ご飯の美味しさの元である糖分が抜け
 炊き上がりも甘みの少ないご飯になります。
水で研ぐことでアミラーゼは生成されず
 加熱されるまで、デンプンが糖への分解しません。
 炊き上がったとき甘みのあるご飯になります。
デメリット②米が割れやすくなる
お湯で研ぐため外側がふやけた状態になり
  研いでいると米が割れてしまいます。
割れた米を炊飯すると割れ部分から
 デンプンが流出し粘りがでます。
 割れ米が多いと団子状の炊き上がりです。
 風味も食感も落ちてしまいますよ。
団子といえば、硬くなったおはぎどうしてます?
 →→→硬くなったおはぎは、こうして復活!
水で研ぐことで米が割れることも少ないです。
デメリット③芯が出来やすくなる
温度によっては、お湯で研ぐと
 米の表面だけ加熱されてしまい
  内部にまで吸水されづらくなり、
  炊き上がりも芯の残ったご飯になってしまいます。
水で研ぐことで米の芯まで
  浸水させることができます。
デメリット④米糠クサくなる
研ぐというのは汚れや糠を落とすため。
 しかしお湯を使うと
 米の吸水速度が早まり、
  さらに糠もお湯に溶けやすく
  米へ吸収されやすくもなります。
米に糠臭さまで移ってしまい
 炊き上がりもニオイのあるご飯になります。
水で研ぐことで、糠を米に取り込む
  可能性を低くします。
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米を美味しく炊くコツ
美味しく米を炊くこと、
 実は簡単そうに見えて奥が深いのです。
炊飯器は日々進化していても
 下準備が間違っていたら全て台無し、
 美味しいご飯を炊きましょう♪
 
①計量はきっちりと!
みなさん炊飯器に付いている
 1合180ccの計量カップを使われていますか?
もし計量カップなら、
 きっちりとすり切りして量りましょう。
ベストは「はかり」
 計量カップはすりきっているつもりでも
 少なかったり多かったりします。
 1合ならまだ誤差は少ないのですが
 量が多くなると誤差も多くなり
 水加減も難しくなります。
しかし重さで量れば誤差はほぼありません。
 米1合は約150gですよ☆
②最初はさっと手早く洗う!
次に研ぎます。
 研ぐと今までさんざん言ってましたが
 最近の精米技術は優れたもので
 ほとんど米糠も残っていません。
研ぐというより「洗う」感覚で!
そして1番最初が肝心。
 このときに洗って出た汚れや糠を
 米に吸水させないために
 一気にサッと洗い、水を捨てます。
 時間にしておよそ10秒以内で。
管理人は時短のためにも
 最初にボウルに水を張っておき
 そこへ計量した米を投入。
 ササッと洗って、水を切ります。
③ガシガシと激しく研がない!
先ほども言いましたが
 精米技術も格段に向上した今、
 研ぐというより洗う感じです。
 そのためガシガシ手の平で
  押しつぶすように研ぐと割れ米の原因に。
水気の少ない状態で指を立てるように
 米を軽く揉むような感じで洗います。
 そこへ水を入れ、軽くかき混ぜすすぎます。
これを2~3回で十分ですよ♪
 まっさらな透明になるまで
 すすがなくても、うっすら濁っているぐらいでOK!
④浸水は最低30分から、水加減もきちんと量る。
きっちり米を量ったなら
 きっちり水も量ります。
体積ならば米の1.2倍。
 重量ならば米の1.5倍の水加減です。
 食感の好みでさらに加減します。
そして浸水も重要。
 じっくりと中心にまで浸水させると
 芯までふっくらとした米が炊けます。
夏場なら30分、冬なら1時間~2時間が
 目安の浸水時間です。
しかし逆に浸水し過ぎると
 米が割れやすくなります。
 すると団子状の塊のある炊き上がりに
 なるので注意しましょう!
⑤冷たい水で炊く
炊き始めから沸点に達するまでの
  温度差が重要!
 これがあればある程、炊き上がりの
 ごはんが美味しくなります。
 炊くときの水はできるだけ
 冷たい水を使いましょう☆
裏技は、水を量る前に
 米1合につき1個の氷を加える。
 暑い日ならもう少し増やしても。
 また水を冷蔵庫で冷やしたものを
 使うのも良いですよ。
⑥蒸らし、シャリ切り
炊き上がったら10分は蒸らしましょう♪
 蒸らすことで、芯までふっくらします。
そしてシャリ切り。
 まず十字に切るようにしゃもじを入れ
 1/4の部分を底からゆっくり切るように
 ほぐし、空気に触れさせます。
空気に触れると余分な水分も飛ばし
 米粒の表面に膜を張り1粒1粒に
  弾力ある歯ごたえも生まれます。
手荒れやネイルアートで米を研ぐのに便利品
「米とぎ棒」
 その名の通り、米を研ぐための棒。
 ビニール手袋のような煩わしさもなく
 ハンドクリームを塗った手でも
 ネイルアートを傷付けたくない人にも
 嬉しいですよね☆
泡だて器という意見もありますが
 炊飯器の内釜を傷つける可能性もあります。
 でもこれなら水にぬれない
 冷たくない、内釜も傷つかないですね♪
まとめ
米をお湯で研ぐことはダメ!
その理由は
- 甘みが減る
- 米が割れやすくなる
- 芯ができやすくなる
- 米ぬか臭くなる
とデメリットがたくさんです。
米を美味しく炊くコツは
- 米と水の計量はきっちりと
- 最初はさっと手早く洗う
- ガシガシ強く研がない
- 浸水を行う
- 冷たい水で炊く
- 蒸らしとシャリ切りを忘れない
たかが米炊きですが、奥深いのですよ~♪











