夏が旬の「モロヘイヤ」ですが、モロヘイヤには凄い栄養があるのを知っていますか?

モロヘイヤの原産地はエジプト。

古代王様がスープにして食べると一晩で病気が治ったという話もあり、かのクレオパトラも愛した野菜だと言われ、アラビア語で「王様の野菜」という意味も持つんです!

では「モロヘイヤの味は」と聞かれても...あまりよく知らなかったりしますよね。

独特のねばねば食感は有名ですが、味をよく知っているという人は少ないかもしれません。

高栄養のモロヘイヤ、一体どのような野菜でどんな味なのか?
栄養について、また毒素が含まれているという噂などモロヘイヤについてのいろいろをご紹介します!

暑い季節にもピッタリなモロヘイヤを使った栄養満点レシピもありますよ。

モロヘイヤの味は?まずいの?食感はどんな感じ?

どうも、ラヴィです!

野菜コーナーでモロヘイヤを見かけたのですが、知らない味の野菜って使い方が分からず、買うのにも躊躇してしまいますよね。

モロヘイヤの見た目から味も苦そうなんて感じがしますが、意外にも”クセがなく”コレといった特別な味の特徴がありません。

モロヘイヤを似た野菜で例えるなら「ほうれん草」のようなイメージです。

形もほうれん草のように葉物野菜なので、同じようにサッと茹でてから調理することが多いです。

しかしモロヘイヤは、見た目も味も「ほうれん草」のようですが、食感がまるでオクラのようなネバネバ食感になっているんです。

ちなみに生でも食べられる野菜ですが、生食にすると独特の「えぐみ」があります。

ですので、美味しく食べる方法はさっと茹でてよく刻み、粘りを出して食べる方法がおすすめですよ。

このネバネバがのど越しをよくしてくれるので、暑い季節にピッタリなんですよ!

収穫時期を過ぎてしまった場合に、苦くえぐみがあるまずいモロヘイヤが当たることもあるのでご注意くださいね。

きゅうりの匂いや味が嫌いな人はこの方法がおススメです!

>>>きゅうりの匂いが嫌い!ニオイや苦みを消す方法と青臭い理由

モロヘイヤの栄養や効能!毒性があるって本当?

モロヘイヤはエジプトの王やクレオパトラも食していたほど、その効能は古くから珍重されていました。

モロヘイヤの栄養で代表的な物なのが、なんといってもネバネバ成分の「ムチン」。

ムチンの働きには胃の粘膜を守ってくれたり、タンパク質の消化の働きを助けてくれるという、体に優しい成分なんです。

また強い抗酸化作用があるのも特徴です。

紫外線や、日々強いストレスを受けやすい現代人にとって、活性酸素が体内で発生しやすく生活習慣病にもかかりやすいとも言われています。

そこでモロヘイヤの出番!

モロヘイヤを摂取することにより効率的に抗酸化物質を体内に吸収できます。

さらにビタミンCも含まれていて、女性には嬉しい美肌効果も♪

つまり、強力な抗酸化作用で紫外線を除去して、ビタミンCで美肌になる。

これは積極的に食べたい野菜とも言えますね!

しょうがも古くから漢方に取り入れられ薬効効果の高い食材ですよね。しかし食べ過ぎは良くありませんよ。

>>>生姜のすごい効能と1日の摂取量は?食べ過ぎると逆効果の理由

ところが気を付けたいのが、モロヘイヤには毒性があるという話。

モロヘイヤの毒素は「ストロファンチジン」といって、種子やさや部分に毒性があり、人体に入ると動悸、吐き気、めまい、ひどい場合は心不全などを引き起こすこともあるとも言われています。

しかしご安心ください。

スーパーや八百屋で販売しているモロヘイヤは毒性が発生する前の葉っぱなので心配はありません。

ところが家庭菜園でモロヘイヤを育てている場合には要注意です。

モロヘイヤが成長すると黄色の花が咲いて種ができます。

この花が咲いてしまった後の種やさやには毒素がありますので、誤って食べないようにしてくださいね。

もちろん家畜に与えるのも危険です。

農家でこんな事故も起きています。

平成8年10月に農家で牛5頭にモロヘイヤの実のついた枝を与えたところ、3頭が死亡する事故が発生しました。その後の調査で、モロヘイヤの種子には強い毒成分が含まれていることが判明しました。


東京都福祉保健局 ーより引用

自宅で栽培するときには、モロヘイヤの収穫時期をよく守って料理に使ってくださいね。

ナスは生で食べると危険なの?

>>なすは生食でも大丈夫?毒がある?えぐみの取り方や生食レシピ

モロヘイヤの栄養満点おすすめレシピ

栄養価がトップレベルのモロヘイヤ、ぜひ気軽に食卓に取り入れたいですよね。

でもモロヘイヤってどう調理すれば良いのか、分からない方も多いと思います。

基本の茹で方はほうれん草や小松菜と同じように、鍋に水と塩を少々いれて沸かし、沸騰させたお湯にモロヘイヤの葉っぱを入れ、鮮やかな緑に変われば直ぐにザルにあけ水にさっとさらしたらOKです。

ちなみに、茹でたお湯を捨てずに味噌汁やスープに使うと、お湯に溶けだした栄養も一緒に摂ることが出来ますし、とろみがついて美味しいのでおすすめです!

また時短したい方には電子レンジがおすすめ。

ラップをかけ1分ほど加熱し水にさらせばOKなので、手軽に出来ます。

下茹でが出来たらあとは調理するだけなので簡単ですよ。

そんな栄養満点のモロヘイヤレシピがこちら!

暑い季節にぴったり!モロヘイヤのあっさりサラダ

モロヘイヤ、トマト、たまねぎ、ワカメを適量用意し、モロヘイヤは茹でておき、食べやすい大きさに切り、トマトも一口大に切ります。

たまねぎはスライスして水にさらしたあと、全ての材料をボールで混ぜ合わせ、めんつゆで味付けをしたら、仕上げにかつお節をのせれば出来上がり!

モロヘイヤのネバネバ食感と、トマトの酸味がマッチしておすすめ。

しかもトマトにもリコピンが含まれ強い抗酸化作用がありますし、玉ねぎは血液サラサラ効果があり、わかめには食物繊維が含まれているので栄養満点です!

残り物でOK!サックサクのモロヘイヤかき揚げ

モロヘイヤの葉っぱをざく切りにし、にんじん、たまねぎなど冷蔵庫に残っている野菜と、カニカマ、ちくわなども食べやすい大きさに切っておきます。

かき揚げ用の衣は、冷水75cc、小麦粉100g、片栗粉大さじ1、ベーキングパウダー小さじ1/2を用意して、先に混ぜ合わせておき、かき揚げ用の材料全てとザックリ混ぜ合わせます。

180度の油に、スプーンを使って材料を一口大に乗せ、油の中へ滑り込ませ揚げていき、サクッと揚がれば出来上がり!お好みで塩やポン酢で食べてくださいね。

実はこのかき揚げ、いろいろな野菜の栄養がとれるうえにメインのおかずにもなります。

さらにモロヘイヤのサラダ、モロヘイヤ入りの味噌汁を作れば立派な献立にもなりますので、おすすめなんです。

モロヘイヤと納豆のポン酢和え

とても簡単でモロヘイヤが茹でてあれば、たった2分で完成できちゃいますよ。

モロヘイヤの知代に納豆のトロトロ、お好みで卵の黄身を加えてもご飯にめちゃくちゃ合います!

モロヘイヤのスープ

本場のエジプトではスパイスとにんにくをきかせたしっかりした味のスープで、チキンスープがベースなので滋養にも良いのが分かりますよね。

ただし、モロヘイヤはあまり日持ちがしない野菜で、さっと水気を含ませたら野菜室で保存します。

なるべく2日以内で使い切り、もし全部が食べきれない場合は冷凍庫に入れ、1ヶ月以内に使い切って下さいね。

まとめ

モロヘイヤはまずい、というよりクセのない野菜で例えるなら「ほうれん草」のような味です。

しかし食感はオクラのようなネバネバもある不思議な野菜。

栄養が満点で、生活習慣病の予防にもなる他、美肌効果もあるので女性は積極的にとるのがおすすめです。

毒性については、成長して出来た種や茎やさやに含まれているので、家庭菜園で栽培している方は気を付けてくださいね。

気軽にモロヘイヤを食べたい時はサラダや、みそ汁にいれたり、かき揚げにすると立派なメインのおかずにもなるのでメニューに取り入れやすいです。

栄養満点のモロヘイヤ。

色々な料理に取り入れて、美味しく食べて健康になりましょう!