常備しておきたい野菜ランキング上位や子どもが好きな野菜ランキング上位にも常にランクインする「じゃがいも」

じゃがいもは腹持ちもよく、どんな料理にでも姿や形を変え、主役にも脇役にもおやつにもなるレジェンド野菜ですよね!

じゃがいもを茹でるのに電子レンジで時短できると聞き、じゃがいもをレンチンみたけど”固い”・”パサパサになる”・”上手く蒸せない”と、レンジでじゃがいも料理に失敗したことはありませんか?

そこで今回は
・じゃがいもをレンチンして固くパサパサになる!上手く蒸せないその理由
・時間は?切り方は?じゃがいもをレンジでホクホクに蒸すコツ!
・ラップがない!アルミホイルで代用可能?じゃがいもをレンジで加熱するときの注意点

このような、じゃがいもをレンジで調理するときのポイントをご紹介いたします!

じゃがいもをレンチンすると固いパサパサする!上手く蒸せないその理由

どうもラヴィです!
最近の電子レンジは、スチーム機能や茹で野菜機能などもついてとても便利な機能もありますよね。

でも温めるだけのシンプルなものや、我が家の15年以上前のオーブンレンジのような古い機種では、なかなか上手くじゃがいもをレンジで加熱できず、固かったり加熱ムラが出来てしまうことはありませんか?
( ;∀;)

電子レンジでじゃがいもを加熱調理すると固くなる大きな原因はこの2つ!

  • 水分量の少ないじゃがいもは温まりづらく、火が通りづらい食材だから
  • 電子レンジ内で電磁波のあたりムラができてしまう

電子レンジで食品を温めることができるのは、電磁波が食材内の水分を振動させ、摩擦熱が発生することによるものです。

熱が加われば、食品内の水分も蒸発していく現象も同時に起きます。

つまり、「水分の多い料理や食材は温まりやすく」

「水分の少ない料理や食材は温まりづらい」のです。

じゃがいもをレンジで加熱しようと、そのままだったり・さっと濡らしたぐらいでは水分がすぐに蒸発してしまい、じゃがいもが柔らかくなる前に乾燥してしまい、固くパサパサになってしまうのです!

ちなみに乾燥椎茸や高野豆腐などの乾物は温まりません。

【注意!】乾物を乾燥したままレンジで加熱すると焦げたり、煙がでたり危険ですので絶対にやらないでください!!

でも安心してください!ちょっとしたコツさえつかめば、じゃがいもを上手にレンジ蒸しができますよ。

じゃがいもがふにゃふにゃ柔らかい!これって大丈夫か気になりますよね。

詳しくはこちら→→じゃがいもが柔らかくなったら腐っている?食べられない?判断の仕方

時間は?切り方は?じゃがいもをレンジでホクホクに蒸すコツ!

レンジ調理のいいところは

「時短」

「栄養を逃さず摂れる」

ということですよね。

しかしレンジで調理するときにきちんとポイントを理解していないと、鍋で茹でたり蒸すときと同じようにはいきません。

じゃがいもを丸ごとまたはカットしてレンジで調理するポイントをご紹介します^^

じゃがいもをレンジで蒸すときのポイント

じゃがいもをレンジで柔らかく蒸したり茹でたりしたい、その時のポイントは

  • じゃがいもに水分を残したままにする
  • じゃがいもを同じ大きさにする
  • 電子レンジ庫内で平らにする

この3つのポイントが、レンチンじゃがいもでは大切なんです!

じゃがいもの周りに水気が少な過ぎると加熱中に水分が足らなくなり「パサパサする」「硬くなる」という原因になってしまいます。

そしてじゃがいもの大きさが違えば、レンジの加熱時間も変わってきますよね。カットの場合でも「同じ大きさに切る」ことがポイントなんです。

またじゃがいもを重ねてレンジで加熱すると、マイクロ波がうまくいきわたらず、じゃがいもの加熱にムラができやすく均等に仕上がりません。

さらにターンテーブル式のレンジを使っている人!

回るタイプの電子レンジは、マイクロ波が放出される箇所が決まっており、加熱ムラが起きやすく庫内の量が多くなるとより顕著になって現れます、ご注意くださいね。

じゃがいも丸ごとレンジで蒸す方法「ホクホクじゃがバター☆」

それではじゃがいも丸ごとレンジ蒸しの方法をご紹介します!

じゃがいもをレンジで調理できれば、最近は屋台でも売っている『北海道名産のじゃがバター』を家でもあの”ホクホク感!”を簡単に楽しめちゃいますよ。

皮ごと調理なので、ピーラーや包丁でじゃがいもの皮をむくのが面倒な人にもお勧めの方法です。

【材料】
じゃがいも1個(中ぐらい/150g)


【作り方】
①じゃがいもを洗って、フォークで3カ所ぐらい刺す(爆発を防ぐため)
②皮に浅く包丁で十字に切れ目を入れる(皮がむけやすくなる)
③もう一度濡らして皮ごとラップで包み、電子レンジ(600W)で1分半ずつひっくり返してレンジにかける(火が通っているか竹串を指して確認)
④ラップに包んだまま、乾いた布巾で包んで3分置いて休ませて出来上がり!

ポイント

→布巾を使いながら、温かいうちに皮をむくと簡単にできますよ。
→新じゃがを皮つきのままバターや塩辛をのせて、じゃがバターで食べるのがオススメ!

また、じゃがいもを丸ごとレンチンするのにこちらの動画も分かりやすいですよ。

丸ごとのじゃがいもをレンジで蒸すときに、悩んでしまうのが加熱時間ですよね。

簡単にじゃがいもの個数での加熱時間をまとめてみました。(大きさは中ぐらいの150gを目安に)

  • じゃがいも1個 約3分
  • じゃがいも2個 約5分30秒~6分
  • じゃがいも3個 約8分~9分
  • じゃがいも4個 約10分~11分

レンジで加熱した後に、3分ほど蒸らしてくださいね。

じゃがいもを切ってからレンジで蒸す方法

次は丸ごとではなく、じゃがいもの皮をむき、使いたい大きさに切ってからレンジで加熱する方法です。

加熱ムラも少なく、下ごしらえに向いていますよ。

【材料】
じゃがいも1個(中ぐらい/150g)


【作り方】
➀じゃがいもは皮をむいて、一口大より大きめにカットして10分ぐらい水にさらす(レンジで黒くなるのを防ぐ)
②ザルにあけ、表面の水分はそのままで耐熱皿に重ならないように平たく並べて、ラップをして電子レンジ(600W)で2分~3分加熱してできあがり

ポイント

→固さは加熱時間で調整してください。
→熱いままつぶして、ポテトサラダやコロッケなどに使えます!

もしも分量を間違えてじゃがいも切り過ぎても大丈夫!

正しく保存して、翌日にも使いまわしましょう。

>>切ってしまったじゃがいも、保存可能?おすすめ冷蔵・冷凍方法

コツを押さえれば、肉じゃがもレンジで簡単に出来ますよ♪

電子レンジでじゃがいもの下茹でをしておけば、煮物だけでなくジャーマンポテトやフライドポテトのような炒め物・揚げ物の時短にもなるのでコツを覚えてしまいましょうね。

じゃがいもを茹でてみたら苦かった…
それ食中毒の危険もあるので要注意ですよ!

詳しくはこちら→→ゆでたじゃがいもが苦い!食べても大丈夫?毒? 原因と対処法

ラップがない!アルミホイルで代用可能?じゃがいもをレンジで加熱するときの注意

「あっ!ラップがない…」とか、エコ的なことを考えるとラップなしでできないかな?と考えますよね。

しかし!
「アルミホイルで包んで電子レンジにかければいっか!」って考えは決していけません!!

電子レンジの取扱説明書にも載っていますが、アルミホイルの電子レンジ使用は火花が飛び散ったりして故障や火災の原因にもなります。

アルミホイル(金属)に存在する電子が電子レンジの電磁波によって活発に動き回り、大きな電位差が起きることによって火花が発生するのです。

ちなみに金が塗られてあるお皿もバチバチと焦げたりするのでご注意を!!

(中学生ぐらいの時にこれをやって母に怒られたのを思い出しました…)

しかし、実は裏技がありアルミホイルが完全に水の中に浸っていると火花は出ないんです。

実際にアルミホイルで卵を包んで、電子レンジでゆで卵をつくる方法もあるんですよ。

卵もアルミホイルも電子レンジNGという認識でいたので、これは驚きますよね。

同じようにじゃがいもで試してみましたが、マグカップにラップをしないと水が沸騰してとても危険なことと、お湯でゆでるのと変わらないぐらい時間がかかるというまったく時短にならない結果に…(-_-;)

ということで、どうしてもアルミホイルで包みたい時は、電子レンジのオーブン機能などを利用しましょう!

250℃で30分くらいかかりますが、じっくり火が通るので、じゃがいもの甘さが引き出されます。

ラップを使いたくない、そんな時はシリコンスチーマーが便利ですよね。

シリコンスチーマーを1つ持っておけば、じゃがいもだけでなくイロイロな野菜の下茹でやパスタを茹でることまでできるのでめちゃくちゃ便利です^^

じゃがいもを電子レンジで蒸したり茹でたりするのにもう1つ注意点が!

それは「爆発」する可能性があるということ。

じゃがいもだけでなく、かぼちゃ・さつまいも・里芋などを皮ごとレンジで加熱すると、皮が膜となり内部で水分が膨張し爆発することがあります。

また焼き芋はさらに水分が少なくなっているので、加熱中に炭化し発火した事故もあるほどです。気を付けましょうね。

イカやタコも電子レンジでは気を付けないといけない食材です!

詳しくはこちら→→イカやタコをレンジで温めたり解凍は危険?爆発する原因と爆発させない方法

まとめ

じゃがいもを電子レンジでホクホクに蒸すコツは、

  • 水気を足す
  • 平らに並べる
  • じゃがいもの大きさをそろえる

ということがポイントです。

じゃがいもは水分が少ないので、レンジで加熱するときには注意が必要ですがコツさえ覚えてしまえば簡単に火を入れることができるので覚えておいて損はないですよ!

ただじゃがいもを丸ごとレンジで蒸すときは、切り込みを入れておかないと爆発する危険もあるので注意してくださいね。

暑い時期もレンジクッキングなら、部屋も暑くならず時短にもなって便利ですよ!

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