春を感じる山菜やふき。
旬の時でしか手に入らない食材ってワクワクしますよね。
ふきには腸の働きを良くしてくれる食物繊維や抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれていて、身体にとても良い食材なんですよ!
「よし、さっそくふきを食卓に!」と思って、ふきの下ごしらえ中に手が黒くなってしまった。
黒い手の汚れがなかなか落ちなくて困ってしまったことってありませんか?
フキの筋を剥く時にどうして黒くなるのか?
今回はふきで手が黒くなる理由と、ふきの下処理で手が黒くならない方法をご紹介します!
目次
ふきの皮をむくときに手が黒くならない方法は「下茹で」だった!
どうもラヴィです!
ふきをそのまま茹でたり煮物にすると、筋が気になってしまいますよね。
ここでみなさんに一つ質問です。
ふきのスジ取りをする時って「生の状態」からやっている方、いませんか?
実は手が黒くならない一番の方法は「下茹でしてから皮剥き(スジ取り)をする」ということだったんです。
後で説明する板摺りをしてから、沸騰した湯で2~3分茹でて冷水にとります。
ふきが冷めたらスジ取りをすると、手も黒くならずしかもスジもきれいに剥きやすい状態になるのです!
この工程はちょっと手間がかかるように見えますが、ここが大きなポイントで下準備をすることにより、皮剥きをした時に手が黒くなりません。
たったこのひと手間だけで「手が黒くならない」ってびっくりですよね!
ぜひみなさんも試してみてくださいね。
ふきの煮物や佃煮に!フキのあく抜きと下ごしらえ方法
フキを炊いたときに、「真っ黒になった」「苦々しい味になった」「ふきに味が染み込まない」なんて失敗をしないためには、最初からきちんとした下ごしらえが必要なんです!
とは言ってもあく抜きや下茹でなどのやり方がよく分からない方も居ると思います。
でもこちらを読めば大丈夫ですよ♪
この下準備をしておけば、手が黒くなることもありませんし、そのままアク抜きすることも出来ます。
ぜひ試してみて鮮やかな緑のふきに仕上げましょう~。
ふきの下ごしらえの方法
まず、ふきを柄と葉に分け流水で汚れを落とし、茹でる時に使う鍋のサイズに切り分けます。
次は板ずりです。
切り分けたふきをまな板に置き、塩を振りかけます。
目安は一束のふきに対して山盛り大さじ一杯です。
板ずりのやり方ですが、まな板の上でふきを手のひらでゴロゴロと転がしながら擦り合わせ、塩がまんべんなく全体に行きわたるようなじませていきます。
ちなみに板ずりはふきが塩になじみ、水分が出て来るまで擦り合わせて下さい。
板擦りをしておくと色鮮やかな緑色を保つことができ、また下茹でのあとのスジ取りも簡単に出来るんですよ。
そしてふきを茹でていきます。
たっぷりの水を入れた鍋でお湯を沸かし沸騰したら、板ずりでふきに塩がついたそのままの状態で茹でていきます。
小さいものは3分ほど、大きいものなら5分ほど様子を見ながら茹でてくださいね。
この間に、お湯の色がだんだん茶色に変わるのが分かります。
これが『あく』なんです。
茹で上がったら氷水へ入れて一気に冷やし、完全に冷ましてから皮を剥いていきます。
ここ大事なポイントで、鮮やかな緑にする為には流水ではなく、必ず氷水で冷やしてくださいね。
ここでふきの端に注目です。
茹でたことにより、少し皮が反り返ったりしています。
その皮を端から少しずつで構いませんので3~4㎝ほど、ぐるりと一周するように剥いて下さい。
例えるなら、子供の頃にシャボン玉をする時にストローの先をハサミでいくつか切り込みをいれ、指で広げて風車のような形にした事はありませんか?
ふきの皮もこれと同じ様な状態にすると思って下さい。
剥いた部分をまとめて一気に端まで引き抜くと楽に作業が出来ますし、何度もスジを引っ張る必要が無くなるので手間もかかりません。
もし切れてしまったも反対側の端からスジを剥けばいいですよ。
ただし、葉柄の太さによっては硬い筋があるので、そういった場合は包丁で取り除きます。
ふきの根元に刃を入れ、皮を上に引っ張るようにすればきれいに剥けます。
皮が剥けたふきは水にさらし15分ほどおけば調理可能ですので、煮物などの季節の食材を味わう事が出来ます。
また使わない場合は、冷蔵庫に入れておき毎日水を変えておけば約一週間日持ちしますが、早めに使い切って下さいね。
なぜフキで手が真っ黒に?その原因と落とし方
手が真っ黒になる理由とは、ふきのアクの強さが原因と言われています。
アクの成分には「クロロゲン酸」や「フキ酸」「フキノール酸」が含まれていて、これらの成分が手に付着すると黒くなってしまうことになります。
この黒さがなかなかガンコな汚れで、石鹸だと綺麗に取れなくて焦ってしまうことがありますよね。
その場合は、お酢やレモン汁を使ってみると良いですよ!
洗面器に水を張り、お酢もしくはレモン水を入れ、その中に手を浸けたあとに石鹸で丁寧に洗ってみてください。
きれいに汚れが落ちますよ。
これは、アクの成分の『酸』がお酢やレモンに含まれる『アルカリ性』のものに対して、汚れが落ちるからです。
また手がだんだん黒くなってきたら、できるだけ早く汚れを落とすようにするのも大事です。
【「酸」の汚れは「アルカリ性」で落とすようにする】
これは他の汚れでも同じことが言えますので、ぜひ覚えておいて活用して下さいね。
まとめ
ふきの皮むきをしていると手が黒くならないようにするには、「生」の状態で皮むきをするのではなく、茹でた状態からするのがポイントです。
下ごしらえの手順は、ふきを茎と葉に分けて鍋に入る大きさに切り分けたら、山盛り大さじ一杯の塩を振りかけ、すり合わせるようにして両手でゴロゴロと転がしていきます。
塩がなじんで水分が出てきたらO.Kで、そのまま茹でるので洗い流す必要もありません。
沸騰したお湯に、ふきを茹でて「あく抜き」をしてください。
茹でる時間は小さいもので3分ぐらい、大きいものだと5分ぐらいで、茹で上がったら氷水で冷まして皮むきをします。
皮剥きのコツは、端からぐるりと一周するように3~4㎝ほど剥いて最後に一気に引き抜きます。
そのあと水に15分ほどさらしておけば調理ができ、使わなければ冷蔵庫で保存が可能です。
なぜふきの皮剥きをして手が黒くなるかと言うとふきに含まれる成分「クロロゲン酸」や「フキ酸」「フキノール酸」が原因で、このガンコな汚れを落とすには、酢水かレモン水を浸けてから石鹸で洗うとキレイになりますよ。
旬にしか食べられないふき、おいしく食べて季節を楽しんで下さいね!