どうも、ラヴィです!
鍋の美味しい季節ですね。
鍋といえば、白菜!!
白菜は必ず入ってくれていないと悲しいです。
鍋だけでなく、炒め物、漬物、いろいろ使えてコスパも抜群な白菜。
しかしいざ使おうと1枚1枚めくっていくと・・・
「なんだこの黒い斑点!!」
なんか気持ち悪い!
もしかしてカビ?!
いやいや誤解しないでください^^;
白菜にあらわれる黒い斑点の正体の秘密を説明します♪
黒い斑点の正体はポリフェノール
白い茎の部分に黒い斑点があれば、それはドキッとしますよね。
その様相からカビ?虫?病気?と敬遠したくなる気持ち分かります。
実はこれ白菜の「生理反応」
生理反応?と言われてもピンとこないですよね。
生理障害ともいわれ、白菜が栽培環境に関してストレスを感じているのです!!
この生理障害は黒い点々から「ゴマ症」と呼ばれますが、ほかにもカブや野沢菜にも起こります。
ストレスを受けた白菜は細胞内にポリフェノールを蓄積。
蓄積されたポリフェノールは細胞壁を褐色に変えるため、白菜に黒い斑点となってあらわれます。
黒い斑点の正体は「ポリフェノール」
ですので食べても問題はありません!!
ポリフェノールの影響
ポリフェノールだから問題ない。
と言われても、ポリフェノールって何だ?って思う人もいるでしょう。
簡単にいえば、自然界のなかの植物の苦味や渋み、色素といった成分。
たとえば
- ブルーベリー・カシスに含まれる「アントシアニン」
- 緑茶や紅茶に含まれる「カテキン」
- ぶどうに含まれる「レスベラトロール」
ほかにもいろいろありますが、これらを総称してポリフェノールと呼びます。
少し前に”赤ワインが心臓病の予防になる”なんて騒がれましたよね。
赤ワインを醸造するためのぶどうには、アントシアニン・リスベラトロール
渋みのもととなるタンニン・カテキンといったポリフェノールが豊富に含まれているからです。
ナスの皮にもアントシアニンたっぷり。
でも中が黒くなったものは品質が心配ですよね。
→茄子の【黒い種や斑点】どこまで食べられる?腐った状態の見分け方
ポリフェノールには
- 体内の抗酸化作用
- 血圧降下
- 殺菌作用
- 抗ガン作用
などさまざまな効果が期待できますからね^^
ですので農家さんの中では「黒い斑点は美味しい証拠」という人もいますからね。
作物だって育つ環境に大きく左右されるなんて・・・
ひとつのドラマのようですね^^
さて、なぜ白菜が生理反応が起きてしまうのか?
それにはこんな原因があります。
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白菜に黒い斑点があらわれる原因
白菜の黒い斑点はポリフェノール。
正体は分かったけど、どうして白菜にストレスがかかってしまうのか?
それにはこんな原因だと言われます。
- 肥料過多による過剰窒素
- 高温、または低温といった温度管理
- 収穫時期の遅れ
- 畑に密度濃く植えられた
専門家によると多くは①の肥料過多による窒素の影響が1番大きいようです。
ある程度堆肥で肥やされ土づくりされた畑には、微生物によって窒素が供給されます。
しかしその目に見えない力を見落として肥料をあげすぎてしまった。
という理由だそうです。
味にも栄養面にも問題はないのですが、「見た目」の問題でやはり敬遠されます。
ですので農協や農家さんの間では勉強会も開かれ、ゴマ症の回避を努力しているのですよ☆
また②の低温という温度管理も、
購入直後はゴマ症が出ていなくても、冷蔵庫で長く放置した場合にあらわれるということもありますからね。
さやいんげんの黒い斑点は?
食べても大丈夫??
→さやいんげんの黒い斑点は食べられる?正しい保存方法
まとめ
白菜に黒い斑点があっても全然問題ありません。
虫でもカビでも病気でもありません。
つまり返品なんてとんでもない(_ _|||)
ゴマ症という生理反応です。
このゴマの正体は「ポリフェノール」
ポリフェノールには
- 体内の抗酸化作用
- 血圧降下
- 殺菌作用
- 抗ガン作用
といった人の体に嬉しい効果がたくさんありますからね!
どうしても気になる、という方は黒い斑点のある部分を削ぎとってしまいましょう。
管理人は美味しくポリフェノールをいただきますけどね^^
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