疲れたときにちょっと甘いものが食べたくなる。

そんなときにチョコレートを常備している人も多いですよね。

私もよくチョコを買い置きしておくのですが、うっかり食べ忘れてしまって賞味期限が切れてしまうこともあります。

少し賞味期限が切れたぐらいなら大丈夫かなと思いますが、1年~数年とあまりに期限が過ぎていると、チョコレートが腐らないか気になります。

今回は、チョコレートの賞味期限や賞味期限が切れたチョコは食べてもいいのか?

チョコレートをおいしく食べるための最適な保存方法をまとめてみました。

チョコレートの賞味期限はどのくらい?賞味期限が切れても大丈夫?

どうもラヴィです!

一般的なチョコレートは、カビの繁殖に必要な水分を含まないので水分活性が低いため、賞味期限が過ぎた状態でも腐りづらい食品です。

しかしチョコレートと言ってもイロイロな種類がありますよね。

タイプ別で賞味期限(平均)をまとめてみました。

種類賞味期限
板チョコ 

(チョコのみ)

半年~1年
板チョコ 

(フィリング入り)

1か月~3か月
チョコ菓子 

(市販品)

3か月~半年
生チョコ1週間
ボンボンショコラ2週間~2か月
製菓用チョコレート1年

何もフィリングのないものや加工されていない製菓用のチョコレートや板チョコであれば1年ほど賞味期限があります。

逆にチョコ以外のものと組み合わせたチョコレート菓子は賞味期限も短くなります。

とくにチョコレートの中にピューレを詰めたタイプや生クリームを加えたガナッシュといった、含水率の高いチョコレートは傷みやすいので賞味期限を考慮しつつ早めに食べましょう!

これらの違いはご存知ですか?

>>>ガトーショコラとブラウニーは何が違う?似てるけど違うチョコ菓子の種類

賞味期限が切れたチョコは食べられる?

気になるのは、賞味期限が過ぎてしまったチョコレートが食べられるかどうかですよね。

チョコレートでおなじみの森永製菓ではこのように回答しています。

Q・賞味期限が過ぎてしまったものは食べられませんか。

A・賞味期限とは、開封していない商品を正しい条件で保管した時に、メーカーが「おいしく食べられる」と保証した期限のことです。若干の余裕を持って設定しておりますので、期限が過ぎたからといってすぐ食べられなくなるわけではありません。

引用:https://www.morinaga.co.jp/contact/faq/detail/13

ということは、賞味期限が切れても少しの期間なら問題なく食べられますよ。と解釈できますね。

しかしこれはおいしさを保つ条件として、パッケージの明記どおりの保存をされていた場合。

保存の状態が悪いとチョコレートの油脂が酸化してしまい、香りや味が落ちて美味しくなくなります。

とくにナッツやガナッシュなどのフィリングのあるチョコは要注意!

そして開封済みのチョコも、酸化が進みやすいので賞味期限より早く味や風味が落ちてしまいます。

そのため、見た目は変化がないものの本来の味は損なわれてしまいます。

他にも気温の高いところに保管してしまい一度溶けたチョコは、成分が分離してしまうのでやはり味だけでなく色や見た目にも影響してしまい、食べた時の食感も違ってきます。

ということは、「賞味期限より1年過ぎてしまった」「数年前のチョコが冷蔵庫から出てきた」なんてときには保管方法も良くないでしょうし、食べれたとしても美味しくなくなっていることがほとんどです。

よくチョコレートの表面が白色になっていていることがありますよね?

その見た目から「カビ」と思われがちですが、自然な現象なので食べることはできますが…

詳しくはこちら↓↓

>>>白くなったチョコの復活方法!食べても大丈夫?なぜ白くなるの?

フィリングのないチョコレートは、水分が少ないので悪条件下で保存した以外でカビが生えることは滅多にないでしょう。

チョコレートの美味しさを保つ4つのポイント

賞味期限が切れても食べられるチョコレートは、保存食の備蓄にも最適ですよね。

チョコレートを少しでも良い状態で、長く保存しておくための保存方法についてご紹介します。

チョコレートの保管方法を間違えると、気が付かないうちに変質してしまいます。

早く食べることがベストですが、長持ちできるならおいしい状態で保ちたいですよね。

まず、おいしさを保つ4つのポイントがあります。

①常温保存ならチョコレートの適温15℃~22℃で保管するのが大切!

チョコレートが溶けないように、と冷蔵庫で保存する人いますよね。

正解でもあり、不正解でもあるのです。

チョコレートの最適な温度は「15℃~22℃」。

しかもチョコによって適温が違います。

例えば板チョコは22℃、生チョコは10℃、ボンボンショコラは間の15℃なんです。

この温度より低くても高くても、風味や食感を損なってしまうので注意しましょう。

②湿気が少なく、日光の当たらない場所で保管!

チョコレートに厳禁なのは「高温・多湿」

高温な場所でのチョコレートは、保管に良くないイメージがつきやすいですよね。

カカオバターが溶けて変形や分離を起こします。

そして湿気が多いと、変色や粘度が高くなり腐りはしないけど変質してしまうのです。

保管場所には、通気性のある乾燥した一定の温度を保てる冷暗所がベストです。

③光とニオイを遮断するべき!

チョコレートの美味しさは何と言ってもあの芳醇な香りですよね。

しかしチョコレートは、臭いが移りやすいので他の食品と一緒に保存するには臭いが付かないように、アルミホイルで包むことをお勧めします。

市販のチョコレートもパッケージ内でアルミホイルに包まれているものがほとんどです。

これにはニオイ移りを防ぐためだったんですね。

さらに密封できる袋に入れてから保存しておくとなおイイですよ♪

④野菜室での保存がおススメ!

チョコレートは、28℃を超えると溶け出します。

先ほど高温に弱いとお伝えしましたよね。

ですので夏場のチョコレートの保管は、冷蔵庫それも「野菜室」がおススメです!

野菜室は、冷蔵庫に比べて温度が高く設定されていますので常温との温度変化が少なく済みます。

酸化のスピードを遅らせて良い状態が長く保てる理由です。

野菜室はもっともチョコレートをおいしく保存できる都合の良い温度なのです。

また、チョコレートの嫌がる湿気や結露が出にくく、香りの強い食材が少ないのも利点です。

チョコレートと似ているココアの保管方法はどうなんでしょう?

>>>ココアの賞味期限切れはまだ飲める?粉末でも腐る?開封後に注意したい保管方法

賞味期限切れのチョコレートの活用方法

賞味期限が切れたチョコレート、捨ててしまえればいいのですが勿体ない。。。

そんなときはこんな活用法はいかがですか?

  1. 焼き菓子に混ぜ込む
  2. パン生地に混ぜて焼く
  3. シチューやカレーの隠し味に
  4. 牛乳に溶かしてココアに
  5. ハンバーグのワインソースの隠し味に

 

また賞味期限が切れたチョコで表面が白色になっていることがあります。

温度変化で白色になったチョコレートは、そのまま食べるには食感も良くないし、美味しいとは言えません。

そんな時は、「テンパリング」を試すのも良いかもしれません。

テンパリングをすることで、本来の口どけの良いチョコレートに戻すことができて艶のある状態に仕上がります。

まとめ

チョコレートは、賞味期限が切れても水分が少ないので腐ることはないですが酸化してしまいます。

美味しく食べるにはやっぱり温度管理がとても大切!

チョコレートの保存ポイントは

    • 常温保存の場合は、乾燥した冷暗所に保管。
    • 夏場は冷蔵庫ではなく野菜室に。
    • 急激な温度差は避ける
    • 開封したチョコレートは、空気に触れないよう密封して早めに食べる。
  •  

賞味期限が長いからといっても、チョコレート特有なコクや香りを楽しむために早めに食べたほうがよいでしょうね。

チョコレートのこんな疑問は持っていませんか?

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