どうもラヴィです。
焼きなす、揚げナス、味噌汁にと
ナスはどんな料理にもなる万能野菜です。

あれ?でもナスを生で食べたことがない。
ナスって生食できるの?
もしかして毒があるのでは?
疑問ですよね~。

今回はナスの生食は大丈夫なのか、
毒があるって本当?
えぐみの取り方や生食レシピについて
ご紹介します!

秋茄子は嫁に食わすな?毒があるからなの?

1年中見かける茄子ですが、
旬は夏。とくに晩夏から初秋にかけての
秋茄子は実が締まり、種も少なく美味しいです。

でもことわざに
「秋茄子は嫁に食わすな」
なんてありますが、美味しいのに食べさすな?
これの意味って毒があるから??
なんて思えてしまいますよね。
身はこんな意味があるのです。

①秋頃の気候により、茄子の身がより美味しくなり
嫁には食べさせるなという、いじわる説。
②茄子は体を冷やす食物になるため
女性の体を冷やしてはいけない、嫁の体を労わる説。

③秋茄子は種子がなく、食べないで
子宝に恵まれるように、という願掛け説。
④秋茄子は美味しく食べ過ぎてしまうため
ナスの毒性アルカロイドが健康を害するという説。
このようなさまざま諸説から
言い伝えられたのではと解釈できます。

上のさまざまな諸説の中に
健康を害するからという説は驚きですよね。
実は茄子の他、ナス科の植物には
アルカロイドという自然の有機塩基類で
薬としての効果ももちますが
毒性も含んだ植物成分を含んでいます。

とくにソラニンという
ステロイドアルカロイドが含まれ
有名なものにじゃがいもがあり
芽や緑色の部分に多く含まれます。
じゃがいもを食べて腹痛!芽や緑化したものは食べられるの?

もちろん茄子もナス科の植物で、
このソラニンを含みます。
とはいえ、通常の量を食べる分には
問題ありません。

ただアレルギー体質、関節炎を患っている
そんな方は注意が必要かもしれません。
アルカロイドという有毒物質が
症状を悪化させる可能性があります。
茄子やじゃがいもだけでなく
トマト・ピーマン・唐辛子などもナス科ですよ。
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なすは生食できる!

茄子は水分が多く栄養が少ない、
そんなイメージがありませんか?
確かに90%以上は水分と糖質なのですが
ビタミンB郡・カリウム・鉄分を含み
むくみ予防、血圧降下にも期待できます。
また食物繊維も豊富なんですよ!

さらに茄子の黒紫色の皮にはアントシアニン、
アクには抗酸化物質のポリフェノールが
多く含まれ、生体調整の機能に効果があります。
ナスの皮はむくべき?茶色に変色したのは大丈夫?皮の栄養効果

では茄子を生食できるか?というと
「出来るんです!」
茄子は加熱するとトロっとした食感が
美味しいのですが、生食でなら
キュキュッとした歯ごたえが楽しい食感になります。
茄子を柔らかくする方法!油控えめでトロトロにするコツ

詳しい生食方法は後述しますが
最近は品質改良されアクの少ない茄子も
多くなり、生で食べると甘い品種もあります。
梨またはリンゴのようなまるで
果物なの?とびっくりする糖度のものもありますよ☆
特に泉州の水ナスは有名です!

切ったナスがこんなとき、
生食は止めておきましょう!
茄子の【黒い種や斑点】どこまで食べられる?腐った状態の見分け方

なすのえぐみの取り方と生食方法


でも茄子を生で食べたときに
ど~してもえぐみ・渋みが気になる、ということも。

そんなときはアク抜きをしましょう!
(しかしこのアクがポリフェノールで
サビついた体の調子を整えてくれますよ♪)

ナスのアク抜き2つの方法

1つ目は、切ったナスの切り口に
塩をふり、しばらく置きます。
出てきた水分をふき取ればOK!
この水分にアクが溶け込んでいます。

2つ目は、塩水(100mlに塩小さじ1/2)に
切ったナスを5分漬けます。
浮いてくるので、上に重しを置きましょう。
長く漬けすぎると風味も落ち、
栄養が余計に流出します、ご注意を。

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簡単ナスの生食レシピ

茄子を生で食べる美味しいレシピをご紹介します。
どれも簡単で10分で出来てしまいますよ。

茄子は特に水なすがおススメです☆

水なすを使用出来るときは
ヘタ側に包丁で少し切り目を入れ
縦に手でさいて切るようにしましょう!

レシピ①ナスのイタリアンサラダ(2人分)

【材料】
ナス・・・・・1本
トマト(小)・・1個
にんにく(みじん切り)・小さじ1
玉ねぎ(みじん切り)・・小さじ1
オリーブ油・・大さじ1
塩・こしょう・・・適宜
バジルの葉・・・あれば

ナスを縦半分に切り、
さらに2cm幅に切る。
ボウルに入れ、ナスの切り口に
小さじ1ほどの塩をまぶしなじませる。
そのまま5分置いておく。

その後、サッと水洗いし軽くしぼり
水気をしっかり取る。
トマトはナスより少し小さめの乱切り。
別のボウルににんにくとオリーブ油を入れ
その中に先ほどのナス・トマト、
適当にちぎったバジルの葉を入れ
軽く塩・こしょうし、よくなじませる。

冷たく冷やして食べると美味しいです。
またオリーブ油の代わりにごま油を、
トマトやバジルではなく
みょうがや小口ねぎなどに変え
しょうゆを少し加えれば韓国風のナムルになります。

レシピ②なすとセロリのサラダ(2人分)

【材料】
なす・・・1本
セロリ・・1/2本
オリーブ油・・大さじ1
レモン汁・・大さじ1
塩・こしょう・・適宜

ナスは縦半分に切り(細ければそのまま)
1~2mmの薄切りにする。
ボウルに入れ、小さじ1の塩をよくなじませ
このまま5分置く。
セロリは筋をとり、薄切りにする。

別のボウルにオリーブ油、レモン汁
塩・こしょうを入れよく混ぜておく。
ナスを手のひらでよく絞り、
セロリとドレッシングのボウルに加えよく混ぜる。

レシピ③茄子の和風おかか醤油

【材料】
茄子・・・1本
生姜(すりおろす)・・ひとかけ
かつお節・・・適宜
塩・・・適宜
醤油またはだし醤油

茄子はへたをとり縦に8~10等分にする。
塩をふり、しばらく置く。
水気をふき取り皿に並べる。
茄子の上に生姜、かつおぶしをかけ
醤油またはだし醤油をかける。

まとめ

ナス科の植物にはアルカロイドという
毒性成分も含まれますが
過剰に食べないのであれば問題ありません。

そして茄子を生食することも出来ます。
一般的なナスはアクも強く生食に向きませんが
大阪泉州の「水なす」はアクが少なく
瑞々しいのが特徴で生食にとても向いています。

茄子は水分ばかりでなくミネラルも
食物繊維も含む野菜なので
ぜひ美味しく召し上がってください!