市販のあんこは手軽に使え美味しいですよね。

でも大抵のあんこって、お徳な大容量タイプが多くないですか?

量があまり多いと開封後に、どのくらい日持ちするのか食べきれるのか疑問…

 

また手作りあんこも少量では作りにくくて、どうしても大量になってしまいます。

手作りあんこの日持ち期間や長持ちさせる保存方法が知りたいですよね!

 

そこでこの記事では市販のあんこは常温や冷蔵庫でどのくらいもつのか?

未開封の場合は食べても大丈夫?

手作りあんこの保存期間や長持ちする保存方法やあんこ菓子の賞味期限などをご紹介します!

市販のあんこと手作りあんこの賞味期限

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実はあんこって日持ちしないんです(>_<)

生和菓子を買ってくると、1~2日またはその日に食べきるよう促されますよね。

 

あんこは水分も多く栄養豊富なため雑菌も繁殖しやすくカビたり傷んでしまうのが原因です。

これはつぶあんでもこしあんでも同じ。

 

市販のあんこは糖度も高く保存性を高めているので、未開封の場合には

  • 袋入り・・・2~3か月(賞味期限が長いものなら半年ほど)
  • レトルトパウチ・・・1~2年
  • チューブ入り・・・半年~1年
  • 缶詰・・・3年

と包装方法によって賞味期限が変わってきます。

どれも1ヶ月以上はもつので助かりますよね。

 

ただしこれは未開封という条件が付きます。

もしも開封してしまった場合には、常温で2日・冷蔵庫でも3~4日と思っておくのが良いです。

夏の暑い時期には常温で数時間でも傷むこともあるので気をつけてください!

 

手作りのあんこの場合は、冷蔵庫に入れて保存しても日持ちは『最大3日』と覚えておきましょう。

作った日を入れて3日ほどなので、翌々日には食べきってしまうのがベスト!

 

手作りあんこでさらに砂糖を控えめにした、甘さ控えめのあんこは特に日持ちが悪いです。

気をつけてくださいね。

 

和菓子屋さんで売っているあんこでも買ってきたものでも、手作りあんこですので賞味期限が短いです。

製造日もしくは翌日に食べきりましょう。

 

もしも3日以上たってしまった場合には、カビの確認をして臭いが出ていないようならもう1度火を通し直せば食べることもできます。

ただ酸っぱかったり、糸を引くような場合にはすぐに食べるのを止めてください!!

未開封のあんこの賞味期限切れは食べられる?

市販のあんこを開封してしまったら早めに食べきることが前提です。

しかしもしも未開封のあんこの賞味期限が過ぎてしまったものは食べても大丈夫なのでしょうか?

 

缶詰やレトルトパウチのあんこであれば、かなり日数が過ぎても大丈夫です。

缶詰やレトルトパウチは保存に特化させた容器であり、製造過程中に加熱殺菌され食品を腐敗させる菌が中にいません。

 

透明のビニール袋で真空パックにされたあんこであれば、多少の賞味期限が切れたぐらいなら食べることができます。

ただ缶詰やレトルトパウチのように袋が光を遮断させないので、保管方法によっては風味が変わっていることもありますのでご注意ください!

 

しかしどの容器であっても冷暗所で保管していた場合と、必ず未開封であることが条件です。

例えば直射日光を浴びるような保管場所や、小さな穴があいている、凹みがあるなど密閉でなくなった場合には菌の繁殖の原因になり腐っている可能性があります。

 

開封後にまずは変な臭いがしないか?

少量を口に含んでみて、酸味や変な味がしないかを確かめてから使用しましょう!

あんこを長持ちさせる保存方法

あんこの賞味期限が短いことは分かってもらえましたよね。

もしも食べきれる量であれば、冷蔵庫での保存がベスト!

 

ですがそれ以上の量がある場合には

小分けに冷凍保存する」

ことをお薦めします!

 

冷蔵庫で保存しても3日が限度ですが、冷凍保存すれば2~3か月という長期保存が可能です。

 

使いやすい量を小分けして、ラップでぴっちりと空気を抜いて包みます。

冷凍庫の臭いを移したくない人は2~3重にするといいですよ。

 

平らにして、さらにジップロックにまとめて冷凍保存します。

次回に少しだけ欲しいときにとても便利です。

 

これなら1㎏入りのあんこを余らせても困りませんよね。

解凍方法は自然解凍または電子レンジで解凍でもどちらでも大丈夫です。

 

ただ電子レンジでの解凍は、1回で一気に解凍させると端の部分だけ解凍し過ぎて逆に乾燥したり焦げてしまうこともあるのでご注意を。

複数回にわけて真ん中と外側がまんべんなく解凍されるようにしましょう。

 

ぜんざいのような温かいあんこレシピのときや、あんこの硬さを調整したいときは、少しの水と鍋に入れて解凍し煮るといいですよ。

1度煮直すと冷凍の独特な臭いも薄れるのでおススメです!

 

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あん菓子の賞味期限は?

あんこだけの賞味期限は2~3日ですが、あんこがベースの和菓子の賞味期限はどのくらいか気になりますね。

 

あんこ菓子の賞味期限も種類によって変わります。

ここではあん菓子の賞味期限と、せっかくなので保存方法もご紹介します!

おはぎやあんころ餅など(赤福や厄除け団子など)

おはぎやあんころ餅といった餅をあんこでくるんだ和菓子の賞味期限は『1日』

作った当日の所がほとんど。

 

それもそのはず、あんこが傷みやすいことと餅が固くなってしまうので美味しくなくなってしまうのです。

 

食べきれないほどのおはぎやあんころ餅があるときには、こちらも冷凍が可能です。

1つずつラップに包み、冷凍すれば1~2か月は保存できるので嬉しいですね。

 

解凍するときには電子レンジがおすすめです。

というのもおはぎやあんころ餅には中に餅が入っていますが、自然解凍しただけでは固いままの餅で美味しくありません。

 

電子レンジで餅を温めることで、餅のでんぷんがα化しやわらかい食感に戻ります。

または鍋に水を足して、ゆっくり加熱しお汁粉にしても美味しいですよ。

大福やかしわ餅など

あんこに求肥や餅をくるんだ大福や柏餅の賞味期限は1~2日が目安です。

 

工場で作られたような大量生産の大福であれば、防腐剤効果もあり3~4日ほど賞味期限はあります。

やはり生菓子なので賞味期限は短いですね。

 

もっと保存期間を長めたい!そんなときはやはり「冷凍保存」がおすすめ。

大福や柏餅も冷凍できます。

 

これも1個ずつラップで個包装にして冷凍しましょう。

あ、この時に柏餅の葉っぱは外して冷凍しましょう。

冷凍後に葉っぱがくっついてしまい解凍のときに困るので^^;

 

大福や柏餅の冷凍保存期間は約1か月ほどです。

 

大福や柏餅の解凍方法は、自然解凍でも食べられますがやはり食感が悪くなってしまいます。

柏餅の場合はさっと水で濡らしてから電子レンジで温めましょう。

600wのレンジなら20秒で2~3回ほど温めます。

 

もしくは冷凍のまま蒸し器に入れ温め直すと、まるで出来立てのようになりますよ!

 

大福の場合も電子レンジが簡単で美味しく解凍できます。

600wのレンジなら20秒を2~3回行いゆっくり温めます。

 

管理人が好きな大福の温め方は「フライパンで焼く」です。

軽くレンジで解凍してから、フッ素加工のフライパンに入れ弱火で焼いていきます。

 

途中でフライ返しで平らに潰し焼き色をつけます。

お焼きのようでカリッとふわっと美味しい大福になりますよ♪

 

またあんころ餅のように、少しの水を一緒にぜんざいにしても美味しいです☆

あんドーナッツやどら焼きなど

あんこを加工した、あんドーナツやどら焼きのような和菓子の賞味期限は3~4日です。

ほかにも今川焼やまんじゅうなんかもこの部類です。

工場で大量生産されたどら焼きなら、防腐剤も入っているので1週間と少し長めです。

 

あんドーナツやどら焼きももちろん冷凍可能♪

こちらも1個ずつラップで包んで冷凍してください。

冷凍保存期間は1~2か月です。

 

解凍方法は電子レンジが簡単で早いですよ。

 

自然解凍でも問題ありませんが、皮が水分でねちゃっとするかもしれません。

管理人おすすめは焼き立て食感に戻せる「レンジ→→トースター」での解凍です。

羊羹やきんつばなど

羊羹は練り羊羹、水ようかん、蒸し羊羹と3種類あります。

なかでも練り羊羹は、あんを100℃以上に熱しているため殺菌が出来ており、さらに個包装にしているので賞味期限は1週間ほど。

 

羊羹で有名な虎屋は、賞味期限が1年あり、さらに1年は可食可能なんです。

 

しかし小麦を加えた蒸し羊羹やきんつば、寒天で固めた水ようかんは2~5日と賞味期限が短いです。

練り羊羹は小豆と砂糖というシンプルな材料で煮詰めている工程に対し、蒸し羊羹や水ようかん・きんつばは他の食品を使っており、水分も多いため腐敗しやすくなっています。

 

しかしこれら羊羹やきんつばも冷凍して保存期間を長くすることが可能です!

冷凍方法は同じで、必ず個包装にしてくださいね。

保存期間は1~2か月です。

 

解凍方法は自然解凍でOKです!

きんつばは解凍後にさっとフライパンで焼きなおせば、更に美味しく食べることが出来ます!

あんこが腐るとどうなる?食中毒の実例も!

甘くて美味しいあんこですが、大量の砂糖が使われているから日持ちがしそう、腐りにくそう、というイメージありませんか?

 

でも実はそうでもないのです。

賞味期限が短いことは先に説明させてもらいましたが、意外にも多いのがあんこでの食中毒!

 

見た目からあんこが傷んでいることが分かりにくいこともあり、食べたあとで腹痛や嘔吐といった体調不良を訴えた実例がありますのでご紹介します。

あんこの食中毒実例①

保育園の餅つき大会で園児を含む300人以上の人が嘔吐等の体調不良を訴えた。

原因は、製造時に常温で放置されていたあんこ中にセレウス菌が増殖したため。

あんこの食中毒実例②

製造所にてあんこもちを作成し食した従業員10名が嘔吐、下痢の体調不良を訴えた。

原因はあんこに発生した黄色ブドウ球菌による食中毒だった。

あんこの食中毒実例③

菓子製造者が製造した饅頭を食べた150人以上の人が嘔吐・発熱・下痢等の体調不良を訴えた。

原因はノロウイルス。

 

製造者の持った菌があんに繁殖、饅頭に加工されたため。

 

このような、あんこで食中毒の事例は山ほど出てきます。

手作りのあんこに限らず、市販品もものでも毒素型の食中毒の原因になるので注意してください。

 

毒素型の食中毒の症状は、潜伏期間も短いです。

早い人なら食後30分ほどで症状が出ます。

 

おもに嘔吐、腹痛、下痢、発熱といった症状で毒素が強いほど激しい症状になります。

体外に毒素が排出してしまえば症状は治まりますが、とても苦しく、場合によっては死亡することもあるので注意は必要です。

 

ちなみにあんこが腐ったり傷んでいる可能性が高い時は

  • カビが生えている
  • 糸をひく
  • 臭いが酸っぱい
  • 食べた時に酸味を感じる

見た目に変化があれば腐っているのが分かりますが、見た目に変化がないこともあります。

怪しいなと思ったら、少しだけ口に入れ少しでも変な味がしたら食べるのは止めましょう!!

 

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あんこの賞味期限や保存方法のまとめ

市販品のあんこでも手作りのあんこでも、翌日に食べきる分以外は冷凍保存してしまいましょう。

 

冷凍保存は、ラップに小分けしぴっちりと空気を抜いて包みます。

さらにジップロックにまとめて冷凍しましょう。

およそ2ヶ月は冷凍保存可能ですよ。

 

またあんこを使った和菓子もほとんどが冷凍可能です。

食べきれない時にはいつまでも冷蔵庫に入れておくのではなく、冷凍し食べたいときに解答する方が安全で経済的ですよね。

 

あんこが原因で食中毒は起きます。

原因で多いものは、セレウス菌・黄色ブドウ球菌・ノロウイルスといったような毒素型の食中毒が多いです。

 

製造中や保存方法に菌が増加し、食中毒の原因となっているので気をつけたいものです。